筑波大学バスケ部のキャリア支援イベントをレポート！

筑波大学バスケットボール部のキャリア支援を実施

2025年1月25日、東京都渋谷区に本社を構えるアルサーガパートナーズ株式会社が策画したキャリア支援パネルディスカッションが筑波大学のバスケットボール部で行われました。このイベントは、学生アスリートが自らのキャリアについて主体的に考えるきっかけを提供することを目的として、取締役の渡邉純平氏やコンサルティング本部の近江秀明氏、筑波大学体育系の特任助教仲澤翔大氏が登壇しました。

イベントの意義

このキャリア支援イベントは、企業のDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進することを掲げるアルサーガパートナーズが、自社の専門知識や経験を学生に還元する試みです。講師たちは、自らの学生時代やこれまでの職業経験を通じて得た貴重な知見をパネルディスカッション形式で共有し、参加者が将来の職業選択に役立てることを期待しています。

講師の紹介

渡邉純平氏

筑波体育専門学群を卒業し、学生時代はバスケットボール部に所属していた渡邉氏は、卒業後に実業団のバスケットボールチームに入団。その後、日系自動車部品メーカーで品質担当として新製品や海外プラントの立ち上げに従事。2016年には外資系総合ファームに転職し、幅広い業界に対するコンサルティングを行ってきました。2022年にはアルサーガパートナーズに参画し、2年間で80名以上の組織を築くなど、学生のキャリア支援に力を注いでいます。

近江秀明氏

筑波大学大学院で体育学専攻を修了した近江氏は、陸上競技部での経験を経て、農業生産法人での業務改善に取り組んだ後、外資系総合ファームで需要予測システムの導入にも携わりました。2024年にアルサーガパートナーズに入社し、生成AIの分野を中心にビジネスを推進しています。

仲澤翔大氏

筑波大学で体育学の修士と博士を取得した仲澤氏は、筑波大学男子バスケットボール部の監督を務めるとともに、日本代表のアシスタントコーチとしても活躍しています。自らの学びを生かし、学生の成長に貢献しています。

パネルディスカッションの内容

仕事の実態

渡邉氏は、コンサルタントとしての仕事における努力と挑戦について語り、特に大手自動車メーカーとのプロジェクトでの経験を通じて得た教訓をシェアしました。「華やかな仕事の裏には多くの努力が必要で、単なるアドバイスではなく、実際に課題に向き合う姿勢が大切です」と強調しました。

近江氏も、生成AIなどの高度な技術を扱いながらも、実際には地道な努力の蓄積が成功につながることを述べ、コンサルティングの本質について説明しました。

学生時代の経験・キャリアの考え方

渡邉氏は、キャリア形成における重要性として「戦略的に動くこと」を挙げ、無駄な努力ではなく効率的に成果を出す方法を考えるべきだとアドバイスしました。仲澤氏も、競技を通じて得たコミュニケーション能力や多様な視点の重要性について述べ、それらが社会人生活の中でどれほど有利になるかを語りました。

参加者との質疑応答

パネルディスカッションの後には質疑応答の時間も設けられ、参加者からは「コンサルタントを目指すには、他の業界での経験は必要か？」という質問が寄せられました。渡邉氏は、できるだけ早くコンサルティングを経験することを推奨し、汎用的なスキルが身につくことへのメリットを強調しました。

未来へのアドバイス

最後に、講師陣は学生に向けて今後のキャリア形成の重要性を訴え、興味のある分野や業界についての情報収集を積極的に行うよう提言しました。既に経験を積んだ若手プロフェッショナルの話は、これから社会に出て行く学生にとって、大きな刺激となることでしょう。

今後もアルサーガパートナーズは学生や若者が自らのキャリアを切り開く支援を続け、持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指しています。