映画『すうぷ』予告上映会の開催
2024年2月公開予定の映画『すうぷ』が、特別上映会とトークショーを実施します。開催日が迫っていますが、既に注目を集めているこのイベントは、豚骨ラーメンの誕生秘話に焦点を当てた作品です。今回は、過去の歴史を遡り、豚骨ラーメンがいかに生まれたのかを掘り下げていきます。
豚骨ラーメンの歴史
豚骨ラーメンはどのようにして誕生したのか?その原点は1937年にまでさかのぼります。もともと、うどん屋台「たぬき」を営んでいた初代・宮本時男氏が、東京と横浜で流行していた「支那そば」と地元長崎の「ちゃんぽん」を組み合わせ、筑後地区の中華料理「光華楼」にてスープの研究をした結果、生まれたのが豚骨ラーメンの始まりです。最初は鶏を使用していたが、豚骨が安価であることに目をつけた彼は、自らのオリジナル「すうぷ」を作り上げます。この独自のスープは、史上初の豚骨ラーメンとして知られています。
その10年後、1947年に杉野勝見氏が宮本氏から教わり、豚骨ラーメン店「三九」を開店。感謝の気持ちを込めて名付けられた「サンキュー」は、失敗を経たスープから生まれ、瞬く間に九州各地に広まりました。その後、杉野氏は北九州に移住し、屋号「来々軒」として再起。こうして、豚骨ラーメンは全国に広がりを見せることになりました。
映画『すうぷ』の上映イベント
今回のイベントでは、映画『すうぷ』の予告編を上映し、陣内孝則さんや深町健二郎さんをはじめとする豪華ゲストたちによる特別トークショーも行われます。トークテーマには、映画の撮影秘話とともに福岡の屋台文化や豚骨ラーメンの魅力も含まれています。
イベント詳細
- - 日時: 11月30日(木)13:00~15:00 (受付12:00)
- - 場所: 010 THEATER(福岡県福岡市博多区住吉1丁目4-17 2F)
- - 定員: 70席(一般席40席、招待席30席)
- - 特別ゲスト: 福岡市長 高島宗一郎氏も参加予定
映画に込めた想い
映画『すうぷ』は、2022年の5月に制作が始まり、2023年には本編撮影が行われました。このプロジェクトは、地域活性化を目指し、豚骨ラーメンの起源や福岡の魅力を伝えるために進行しています。制作陣と出演者には、多くの思い出と共にこの映画が形作られました。
この映画を通じて、福岡の温かい人間関係や文化が全国、さらには世界に広がることを願っています。観客にとっても、豚骨ラーメンの誕生秘話を知るきっかけとなることでしょう。
最後に
映画『すうぷ』は、ただのラーメンの物語ではありません。失敗を乗り越えていく人々の姿が描かれ、その背後には多くの愛情と情熱が詰まっています。ぜひ、特別なイベントに足を運び、この感動的な物語の一端を体験してみてください。