スポーツ人気を探る意識調査の結果
株式会社インテージが2009年7月に実施した意識調査『やりたいスポーツ、やっているスポーツ』では、全国の15歳以上の男女1000名を対象に彼らのスポーツに関する意識が詳しく分析されました。その結果、私たちが一体どのようなスポーツに興味を持ち、どのような理由でスポーツに取り組んでいるのかが浮かび上がってきました。
普段観るスポーツ
男性が普段観戦するスポーツでトップにあげられたのは「野球」で、約69.4%の支持を得ています。その後に「サッカー・フットサル」(52.4%)、そして「マラソン」(27.8%)と続きます。一方、女性に人気のスポーツは「フィギュアスケート」で50.4%の支持を集めており、僅差で「野球」(47.4%)と「バレーボール」(35.0%)が続きました。このデータからは、男女ともに野球に対する関心が高いことが分かります。
定期的にスポーツを行う人々
定期的にスポーツを行う男女の割合はそれぞれ約6割と4割強で、特に「ウォーキング」が多くの人に選ばれていることが特徴です。年代別に見ると、男性は10代から30代が「野球」や「サッカー」を楽しみ、40代以上の層では「ゴルフ」が特に人気です。女性では、30代から50代では「ウォーキング」に続いて「ヨガ・ピラティス」や「フィットネス」が多く見られる傾向があり、40代男性が最も活動的であることも明らかになりました。
スポーツを始める理由
興味深いことに、定期的に行うスポーツを始めた理由の多くは“健康・体力維持”であるとされておりますが、特に「水泳」や「サッカー・フットサル」に関しては幼少期から続けている方が多く見受けられます。逆に「ゴルフ」には会社でのつきあいが影響しているという結果が出ており、社会的な要素も大きいといえます。このように、スポーツは単に体を動かすだけでなく、人とのつながりを深める手段とも言えそうです。
スポーツ予算と興味
定期的に行うスポーツの予算については、1回あたり500円以内という参加しやすい価格帯が多く、特に「ウォーキング」や「自転車・サイクリング」は予算に優しい選択肢となっています。興味を持ちつつも、始められないスポーツには男女ともに様々な理由があり、特に女性では「ヨガ・ピラティス」を挙げる声が多くありました。
始められない理由
やりたいスポーツを始められない主な理由は、時間、お金、場所といった点が挙げられます。さらに、50代以上の方では「体力に自信がない」との回答が多く、世代によってその理由にも違いが見られます。スポーツによっては、道具の準備が必要なため、特に「スクーバダイビング」や「ゴルフ」では始めやすさが影響しているのかもしれません。
調査概要
この調査はインターネットを通じて行われたもので、各年代から均等にサンプルが取られています。今後のスポーツ振興や参加を促すために、これらのデータは非常に重要な指針となるでしょう。また、調査結果の詳細については、インテージの公式サイトをご覧ください。
この調査を通じて、自分自身が興味を持つスポーツについて考えるきっかけとなることを願っています。スポーツは私たちの生活を豊かにする重要な要素です。健康維持やストレス解消のためにも、ぜひ新しい挑戦をしてみてはいかがでしょうか?
【参考情報】