資生堂が第10回ACAP消費者志向活動表彰を受賞

株式会社資生堂と資生堂ジャパン株式会社は、公益社団法人消費者関連専門家会議（ACAP）が主催する「第10回 ACAP 消費者志向活動表彰」で「消費者志向活動章」を受章しました。この賞は、深い肌悩みを抱える方々に向けて、無償で美容のノウハウを提供する「資生堂ライフクオリティーメイクアップ」活動が評価された結果です。

資生堂ライフクオリティーメイクアップとは

資生堂は、あざや白斑、病気や治療による外見の変化など、深刻な肌の悩みを抱える方々を支援するため、「化粧のちから」を活かした社会活動「資生堂ライフクオリティーメイクアップ」を展開しています。この活動は、資生堂にとって重要な社会貢献の一環であり、約70年にわたる長い歴史を持っています。

歴史的な背景

1956年、資生堂は日本で初めて戦争によって傷跡に悩む方々のためのカバーメイクアップ商品「資生堂スポッツカバー」を発売しました。それ以来、あざや傷跡、やけど痕など、様々な肌の悩みを自然にカバーできる専用商品として「パーフェクトカバー」の開発を行っています。さらにがん治療後の外見変化に対応するための研究や、美容に関する情報の発信を通じて、生活の質（QOL）の向上に向けた支援を行っています。

メイクレッスンの提供

資生堂の活動の拠点となる「ライフクオリティービューティーセンター」は、東京・汐留に位置し、完全予約制のプライベート空間を提供しています。このセンターでは、肌の悩みを持つ方々に対して、無償で個別のメイクレッスンを対面およびオンラインで実施しています。また、全国に展開されているソーシャル活動専門チームが中心となり、がん患者さん向けの集合セミナーも開催しています。

社会的評価と今後の展望

今回の消費者志向活動章受賞は、資生堂が深い肌の悩みを持つ方々のQOL向上に貢献していることが高く評価された結果です。医療機関や行政との連携によって築かれる持続可能な支援体制は、今後の活動の礎となるでしょう。資生堂は、性別や年齢、国籍、障がいの有無を超え、すべての人々がスキンケアやメイクアップを楽しめる社会を目指して、今後もさまざまな社会活動に取り組んでいきます。