ネクソン第2四半期業績
2025-08-13 16:03:30

ネクソン2025年第2四半期業績:成長への期待高まる新作タイトルとサービス展開

ネクソン2025年度第2四半期業績レポート



オンラインゲームの制作及び運用を手掛ける株式会社ネクソン(東京都港区)は、2025年度第2四半期(2025年4月1日~6月30日)の連結業績を発表しました。代表取締役社長の李 政憲は、「第2四半期は当社予想を上回る成果を上げており、非常に良い業績を達成しました。その秘訣は、主要タイトルの成長と新作タイトルの好調な立ち上げ、および新サービスの展開によるものです。」とコメントしました。

業績概要



2025年度第2四半期の売上収益は1,189億円で、前年同期比では3%の減少となったものの、一定為替レートベースでは6%の増加を記録しました。この成長は『メイプルストーリー』や『FC ONLINE』、PC版『アラド戦記』の好調な業績によるものです。また、新たにサービスを展開した『MapleStory Worlds』や、『マビノギモバイル』の成功も業績を押し上げました。

営業利益は377億円で、前年同期比17%の減少(一定為替レートベースで10%減)。ただし、堅調な売上がこの結果を支え、業績予想を上回りました。四半期利益は168億円で、前年同期比58%の減少となり、為替差損の影響が大きいことがわかります。

「ARC Raiders」の注目状況



特筆すべきは、10月30日リリース予定の新作タイトル『ARC Raiders』です。このゲームは現在、Steamのウィッシュリストで世界第6位にランクインしており、ローンチ前から高い注目を集めています。新しい体験を提供することで、全体的なブランドのプレゼンスを向上させる期待が寄せられています。

フランチャイズ別の成果



アラド戦記



PC版『アラド戦記』は、最新のコンテンツアップデートがプレイヤーから好評を受け、前年同期比で67%も成長しました。しかし同フランチャイズ全体では、中国版『アラド戦記モバイル』の収益が減少したため、前年同期比で40%の減少となりました。

メイプルストーリー



『メイプルストーリー』フランチャイズは、韓国での好調と『MapleStory Worlds』の地域拡大により、前年同期比で60%成長しました。新たなコンテンツアップデートがアクティブユーザーを増加させ、”二倍超の増収”が見込まれています。

FC ONLINE



『FC ONLINE』も好調で、7周年アップデートの効果により、前年同期比で増収を記録。第3四半期にはシーズンアップデートを予定しており、さらなる成長を期待されています。

マビノギ



『マビノギモバイル』は、ローンチ以来順調に推移しており、MAUや課金ユーザー数も好調です。第3四半期でも引き続き業績に寄与する見込みです。

株主還元の計画



ネクソンは、株主還元のために年間で最大1,000億円の自己株式取得を計画しています。既に500億円相当の自己株式を取得済みで、残りの資金も2026年2月までに活用される予定です。

今後の展望



次期業績予想として、売上収益は1,166億円から1,271億円、営業利益は327億円から412億円を見込んでいます。特に新作タイトルの展開が市場での期待を高めており、成長のチャンスがあふれています。

ネクソンは、2025年度のさらなる成長を目指し、新しい体験を提供し続けることを約束しています。オンラインゲーム業界において、今後どのような展開が待ち受けているのか、目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社ネクソン
住所
東京都港区六本木1丁目4番5号
電話番号

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