玖村将史選手、K-1表敬訪問でチャンピオン目指す宣言をする

9月29日、国立代々木競技場第二体育館で行われる「K-1 WORLD MAX 2024」－55kg世界最強決定トーナメント準決勝に向け、玖村将史選手が渋谷区役所を表敬訪問しました。玖村選手は、対戦相手の大久保琉唯選手について「全力で戦いたいと思います」と頼もしく語り、長谷部健区長に向けて意気込みを伝えました。

K-1は1993年に誕生し、これまで数多くの名試合が繰り広げられてきました。特に、国立代々木競技場で開催される大会はファンにとって特別な位置づけであり、玖村選手もその状況を重く受け止めています。長谷部区長も「K-1が渋谷区で行われることは誇りです」と語り、地域のスポーツイベントの重要性を強調しました。

玖村選手は、表敬訪問の際に長谷部区長からの質問に丁寧に応えました。「選手は100％を目指して練習していますが、試合ではそのすべてを出すことは難しいところがあります」。その問いに対して、玖村選手は「普段は全力を尽くしていますが、試合では80％ほどが通常の結果かもしれません」と正直に答え、試合に向けたトレーニングの苦労を伺わせました。

彼は「今回のトーナメントは注目を集めています。僕は日本から勝ち上がり、他の国々にK-1を知ってもらうために優勝したいです」と強い意志を示しました。この優勝宣言は、地域の応援も後押しになっていると語っています。「渋谷区に住めるチャンピオンになりたい」と夢を描く玖村選手は、その一歩として、厳しいトレーニングに日々励んでいます。

玖村選手は、実兄の玖村修平選手の影響で格闘技の道に進むことを決め、2018年にK-1ジム五反田チームキングスに入門しました。その中で、数々の試合を経験し、スキルを磨き上げてきました。

彼の戦績は30戦中24勝（12KO）6敗という素晴らしいものです。第6代Krushスーパー・バンタム級王者、K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント準優勝など、実績も豊富です。また、彼のファイトスタイルはオーソドックスで、その力強いパンチとファイトに、ファンは熱々の応援を送っています。

試合の日には多くのファンが会場に詰めかけることが予想されています。「自分の力で優勝し、K-1と渋谷のさらなる発展に貢献したい」と力強く語った玖村将史選手の活躍から目が離せません。9月29日、聖地・国立代々木競技場での彼の勇姿に期待が高まるばかりです。