IBDを理解する日 - モザイクアートが患者へのエールを送る
2023年5月19日、アッヴィの「I know IBDプロジェクト」が、IBD(炎症性腸疾患)患者を支援するために作成したモザイクアートが公開されました。このアートは、全国の協力店から寄せられた808枚の写真で構成されており、患者さんに向けた力強いメッセージを届けています。
IBDとは何か
IBDは主に潰瘍性大腸炎やクローン病を指し、消化管に炎症を引き起こす病気です。主な症状には下痢や腹痛があり、これらが日常生活に多大な影響を及ぼします。トイレへの不安があるため、外出が難しく、患者さんは様々な「見えない壁」に直面しています。
このプロジェクトは、そうした不安を少しでも軽減することを目的に、2022年に始まりました。今回のモザイクアートは、社会全体にIBDへの理解を促し、患者さんが周囲のサポートを実感できる環境の構築を目指しています。
患者へのエールと支援の輪
モザイクアートは、IBD患者さんを支えるために協力する企業や店舗の写真を集めて作成されました。これにより、患者さんに向けた「I know IBD」のメッセージが視覚的に表現され、支援の輪の広がりを象徴しています。
2022年5月にプロジェクトが始まって以来、47都道府県で173社、3,112店舗が協力し、トイレの貸し出しやIBDに関する教育を行ってきました。外出の際にトイレを利用できる場所があることは、多くの患者さんにとって心強い存在です。
モザイクアートの意義
今回のアート作品は、IBD患者さんにとっての「見えない壁」を解消するための象徴的な取り組みです。アートには、各地の協力店からの支援が込められており、社会全体でIBDに対する理解を深めるための第一歩と捉えています。
プロジェクトの代表は、「IBD患者さんの日常生活が少しでも楽になり、理解が深まることを願っています」と語り、さらなる支援の拡大を目指す意欲を示しています。
地域社会と企業の協力
過去3年間の取り組みを通じて、多くの企業や店舗の協力が得られました。これにより、IBD患者さんに優しい環境づくりが進み、社会全体での理解が広がっています。今後も、この活動を通じて支援の輪を広げていくとしています。
モザイクアートは、WEBサイトで公開されており、東京都内の広告ボードでも掲出が予定されています。これにより、さらに多くの人々がIBDについての理解を深めることが期待されています。
I know IBDのウェブサイトでモザイクアートを見ることができます。ぜひ、患者さんへの応援メッセージとしてご覧ください。
モザイクアート公開サイト(
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