ツルハドラッグが取り組むCO2排出量のカーボンオフセットと地域貢献

ツルハドラッグの新しい環境への取り組み

本記事では、ツルハドラッグが実施する画期的な「排出権付リース」についてご紹介します。これは、リース物件を導入する企業に、CO2排出をクレジットで相殺する新たなリース商品です。企業は用途に応じてクレジットの種類と数量を選ぶことができ、リース会社がそのクレジットを購入・契約することで、環境負荷の軽減に貢献する仕組みになっています。

初めてのカーボンオフセット

特に注目されるのは、ツルハが津別町の森林由来のクレジットを使用し、屯田6条店の店舗設備におけるCO2排出量を全てカーボンオフセットする取り組みです。この試みはツルハにとって初めてのものであり、今後の新規出店や設備更新時にも同様のリース商品の活用が検討されています。リース契約の総額の0.1%は、寄付型のSDGsリース『みらい2030®』を通じて、認定NPO法人ウォーターエイドジャパンに寄付される予定です。これにより、清潔な水の供給にも努める姿勢を示しています。

地域貢献の一環としてのイベント

来年度以降には、津別町との協力で、お客様向けにバイオマス施設の見学会や植樹、枝打ちなどの体験イベントを企画しています。地域の人々とともに自然環境に親しむ活動を通じて、持続可能な社会の実現を目指す方針を示しています。

ツルハドラッグの企業理念

ツルハドラッグは1929年に北海道の旭川市で創業し、「日本一のドラッグストアチェーン」を目指して地域に根ざした活動を展開しています。現在、1,433店舗を北海道・東北を中心に展開し、全国では2,653店舗を構えるまでに成長しました。企業は社会と環境の問題に対して真摯に向き合い、ステークホルダーとコミュニケーションを重ねながらSDGs達成を目指しています。

津別町の取り組み

一方、津別町は「愛林のまち」をキャッチコピーに、総面積の86%にあたる森林を活用し、持続可能な環境を実現しようとしています。町内の森林の約90%がSGEC森林認証を取得しており、地域の産業として木材加工業や造林業が発展しています。これにより、環境保全と地域経済の活性化も同時に進めています。

未来への展望

SMFLは、経営理念の一環として「SDGs経営」を掲げ、企業としての責任を果たし続けています。「環境」「次世代」「コミュニティ」「働きがい」を重点課題に設定し、持続可能な社会の実現に向けて様々なサービスを提供しています。今後もツルハドラッグと津別町の取り組みが、地域社会と環境の持続可能性に大きな影響を与えることが期待されます。これからも一人ひとりが協力し、より良い未来を築いていけるよう、企業や地域が連携して取り組んでいく姿が求められています。