探究学習を支援する新たなワークブックが登場！高校生のための自主学習を促進

学事出版株式会社が、探究学習に特化したワークブック『高校生のための「探究学習」ワーク』を発表しました。この新刊は、2022年にリリースされた『高校生のための「探究」学習図鑑』の内容を基に、生徒が主体となって探究学習を行うための手助けをすることを目的としています。

このワークブックは、生徒が授業の中で自主的に学びを進めていけるようにデザインされています。ただ書き込むだけの一般的な教材とは異なり、各項目に解説や説明が施されており、生徒が考えながら進めることができる構成が特徴です。具現化された探究のプロセスを通じて、生徒たちは自己の課題を積極的に見出し、様々な探求を行う力を養うことが期待されています。

探究学習は、現代社会の急速な変化に対応して自分自身の生き方を考える力を育成するため、2022年度から導入されました。そのユニークな内容ゆえに、実際に授業を進める上で戸惑う教員も多いのが実情です。この新しいワークブックは、そうした教育者たちのニーズに応える形で設計されており、探究学習の授業での実用性が高いとされています。

本書は、監修を廣瀬志保氏が担っており、彼女は文部科学省の『高等学校学習指導要領』作成にも関わった経験を持っています。これにより、カリキュラムと実践が直結した内容となっており、教員が生徒に対して効果的な指導を行えるよう工夫されています。

本書の特長

本書には以下の特徴があります：
1. 課題設定の方法：生徒が課題を自ら発見できるよう、過去の経験を引き合いに出しながら具体的に導くセクションがあります。
2. 情報の収集：各生徒が異なる課題に対して、適切な情報収集のテクニックを学びます。
3. 整理・分析：得た情報をどうやって整理し、データとして活用するか学べる章があります。
4. まとめ・表現：学んだことを形にする方法や、発表に必要なスキルを習得します。

また、各章の最後にはテーマ別のコラムがあり、知識を深めるための発展的課題も用意されています。さらに、ワークシートがダウンロード可能で、デジタルリソースとしても活用できます。