リーガロイヤルホテル大阪の大規模改装について
約90年の歴史を持つリーガロイヤルホテル大阪が、館内の大規模改装を進めています。この改装は、IHGホテルズ&リゾーツのコレクションブランド「ヴィニェット コレクション」を導入する2025年春に向けたもので、客室を中心に約1,000室がリニューアルされる予定です。改装が完了したフロアから順次販売が始まっており、グレードアップした設備とおもてなしが期待されています。
客室の新たな魅力
コンセプト:伝統美と水の融合
新たな客室は、「伝統美と水の融合」をテーマにしています。設計は日本の著名な建築家・吉田五十八氏によるもので、和洋折衷のデザインが特徴です。改装によって、客室は周囲の水の風景と調和し、より落ち着いた空間へと生まれ変わります。客室内では、床一面が川の水面とその反射を模したデザインとなっており、訪れる人々に浮遊感のある体験を提供します。
ヘッドボードには、この地域の文化を反映した書道アートが施されており、水の魅力を細やかに表現しています。これは、墨の濃淡やかすれを利用して、水面の動きや力強さを見事に描いています。
廊下とエレベーター
客室へと向かう廊下でも、特別な体験が待っています。観光客がエレベーターから降りると、月明かりに照らされた川の水面や揺らめく光が訪れる人々を迎え入れます。金属素材で作られたアート作品は、見る場所によって異なる表情を見せ、中之島の美しい風景を思い出させてくれます。
ホテルの歴史と未来
リーガロイヤルホテルは、1935年に「新大阪ホテル」として設立されて以来、国賓や皇室など多くの著名人を迎えてきた歴史あるホテルです。大阪の中心、堂島川と土佐堀川に囲まれた中之島に位置し、「水の都」として知られるこの地で、経済や文化の中心としての発展を続けています。これまでの歴史を踏まえながら、改装後は「リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション」として新たに生まれ変わります。
国際会議やパーティの開催地としても利用され、特に1970年の大阪万博では多くのVIPを迎えたこともあります。改装後は、さらなるサービス向上を目指し、より高品質なおもてなしを提供することを計画しています。
結論
リーガロイヤルホテル大阪は、2025年春の「ヴィニェット コレクション」導入に向けた改装を通じて、歴史的な背景を尊重しつつ現代にふさわしい魅力的な空間へ生まれ変わります。この進化は、訪れる人々に新たな感動と特別な体験をもたらすことでしょう。
【お客様のお問い合わせ先】
リーガロイヤルホテル(大阪) TEL.06-6448-1121(代表)
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