Dクリニック東京が「アルツハイマー診断ドック」を開設
東京都千代田区にあるDクリニック東京が、2024年10月17日より、認知症の早期発見を目指した「アルツハイマー診断ドック」を新設します。この脳機能に特化した検査は、特に加齢とともに増える認知障害のリスクを軽減することを目指しています。
高齢化社会と認知症の現状
日本は現在、65歳以上の高齢者が約29%を占める「超高齢化社会」に突入しています。その影響で、2025年には約700万人の認知症患者が出るとの見込みもあり、社会的な問題が深刻化しています。また、男女の平均寿命はそれぞれ87.14歳と81.09歳と増加を続けており、健康寿命の延長が求められています。これまでのMRI検査では初期の異常を捉えきれないことが多く、患者自身が気づかないうちに症状が進行してしまうケースも目立っています。早期に認知症を発見し治療を行うことで、その進行を防ぐ可能性があるため、早期検査の重要性が高まっています。
アルツハイマー診断ドックの特徴
「アルツハイマー診断ドック」は、認知症が心配な方に向けて、精密検査を提供します。具体的には、MRI画像診断や脳脊髄液の分析を通じて、もの忘れが加齢によるものか認知症によるものかを総合的に判定し、生活習慣改善の提案や医療機関への紹介も行います。
脳脊髄液検査
脳脊髄液を採取・分析し、髄膜炎や脳炎など認知症の原因疾患を早期発見することが可能です。これにより、的確な診断を受けることができます。
専門的な検査とこだわり
順天堂大学脳神経外科教授が監修したこの検査プログラムは、限られた施設だけが可能な専門サービスを迅速に提供します。大病院での長時間の待機時間を避け、ビジネスマンや忙しい方でも気軽に受診できる配慮がなされています。
認知症タイプの診断
このドックでは、アルツハイマー型認知症をはじめ、血管性認知症やレビー小体型認知症など、4種類の主な認知症を調べることができます。「認知症かもしれない」と感じたら早期に受診し、適切な治療を受けることが大切です。
受診の流れ
診察は毎週水曜日から金曜日の15:00から19:00まで行われ、価格は165,000円(税込)です。初診料が含まれており、診療場所はDクリニック東京にて、必要な場合は提携医療機関での検査も行います。その流れは、事前相談、診察・検査を経て診断が行われ、治療が必要な場合は医療機関への紹介がなされます。
この「アルツハイマー診断ドック」により、患者の健康と生活の質を高める新たな一歩となることが期待されます。
詳細はDクリニック東京の公式ウェブサイト(
こちらから)ご確認ください。