料理を通じて結ばれる人々の絆
2025年2月12日、株式会社大和書房から新たな旅エッセイ『イタリアの「幸せのひと皿」を食べに行く』が発売されます。本書は、著者でジャーナリストの宮嶋勲がイタリアを舞台に、料理と人との温かい関係性を紐解く内容となっています。
各地の特色豊かなイタリア料理
イタリア料理はそのシンプルさに特長があります。食材の質が非常に重要で、それにちょっと手を加えるだけでも驚くほど美味しい料理が生まれるのです。本書では、ローマ、トスカーナ、ピエモンテ、シチリアなど、イタリア各地の厳選された料理を通じて、その地域の特色や文化に触れています。
特徴的な章立て
本書は以下のような章立てになっています:
- - 第1章: 「個室」のないレストランローマ
- - 第2章: “シンプル”と“わかりやすさ”の魅力トスカーナ
- - 第3章: 幸せの記憶を呼び覚ますラザーニャエミリア
- - 第4章: 人々の知恵が詰まった奥深い一皿ヴェネト
- - 第5章: 地味だが一度行ったら離れられないピエモンテ
- - 第6章: 地中海文明と食をたどるシチリア
- - 第7章: 頑なさと美食サルデーニャ
- - 第8章: リストランテの向こう側
これらの章を通じて、読者はイタリア各地の食文化の奥深さを知ることができます。例えば、ローマの個室がないリストランテは、特別な仕切りがない分、真のコミュニケーションと食のシェアを大切にしています。また、トスカーナでは、料理がシンプルで分かりやすいことの魅力を探求しています。特にラザーニャやピッツァなど身近な料理が持つ人々とのつながりを深く感じさせてくれます。
著者の背景
宮嶋勲さんは、1959年に京都で生まれ、東京大学経済学部を卒業後、ローマの新聞社で勤務を経験。その際に、イタリアの食文化に関する執筆活動を本格的にスタートさせました。ワイン専門誌やマスメディアでの執筆も行い、さらには「ガンベロ・ロッソ・レストランガイド」のスタッフとして活動してきました。彼の豊かな経験を通して、本書には深い洞察が詰まっています。
まとめ
本エッセイは食を通じて人々と繋がる大切さ、そしてイタリア文化の魅力を伝えています。料理とは単なる食事ではなく、心温まる出会いや共感をつくる要素であることを感じさせる一冊です。ぜひ、2025年2月12日の発売をお楽しみに!