アートでメンタルケア
2022-03-01 13:00:14
日常でストレスを抱えるおとなたちに、アートを通じたメンタルケアの新たな選択肢
近年、ストレスやメンタル不調に悩むおとなが増えている。ある調査によると、20歳から60代までの男女の78.7%が日常生活でストレスを感じており、69.1%はメンタルの調子が優れないと答えた。この傾向は特に30代の女性に見られ、その割合は41.0%に上る。
興味深いのは、ストレスやメンタル不調に苦しむ多くの人々が解決策を見出せていないという点だ。ストレスを解消するための行動を取っていないとする人の割合は37.2%、予防するための行動を行っていないと感じる人は47.6%にも達している。
このような状況は、メンタルケアが日常生活においてどれだけ重要かを示している。特に女性においては、趣味の時間や人との会話がストレス解消の一助となることが多いが、同時に「人に話すのが苦手」と感じる人もいる。おしゃべりしたいという気持ちは強いのに、自身の悩みを言葉にすることが難しいというジレンマを抱えることが多いようだ。コロナ禍以降の影響も無視できず、51.4%の女性が「人と会う・おしゃべりをする」ことが制限されていると感じている。
このような背景を受け、2022年3月1日から「おとなの図工クラブ」という新たなオンラインアートサロンが開講される。このサービスは、メンタルケアを目的にアートを活用するもので、参加者は毎月60を超える講座から好きなものを選んで受講できるサブスクリプション型。アートセラピーを基にしたワークショップ形式を採用しており、参加者は「描くこと」を通じて心身のケアを図る。
特に魅力的なのは、絵を描くことが自分の内面を表現する手段となるため、言葉でのコミュニケーションが苦手な方でも安心して参加できる点だ。講座では、できた作品をオンライン上でお互いに見せ合う時間も設けており、人とのコミュニケーションが制限されている現状において、大いに活用できる場になりうる。
「おとなの図工クラブ」は、アートに興味を持つすべての人に、ストレスを解消する新たな楽しみとメンタルケアの手段を提供することを目指している。ストレスで悩む方々が気軽に参加できる場所を提供することは、今後ますます重要になるであろう。それにより、ストレスを抱えるおとなたちが日常の中で自分自身を見つめ直すきっかけとなることを期待している。
合同会社anohiが提供するこのサービスは、2018年に設立され、これまでに多くの企業向けにアートを通じたメンタルケアやチームビルディングの研修を行ってきた実績がある。今後も個人向けのサービスを主力に展開し、ストレスフルな社会に対する一つの解決策を提供していくことが期待されている。
会社情報
- 会社名
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合同会社anohi
- 住所
- 中目黒1-1-17-708
- 電話番号
-
080-4350-7373