ダラス近郊に誕生する新しい住まい
住友林業は、米国テキサス州ダラス近郊に新たな賃貸用集合住宅「Jefferson Morningstar(ジェファーソン モーニングスター)」を開発することを発表しました。このプロジェクトは、同社が米国で初めて野村不動産と共同で行う住宅開発となります。
プロジェクトの詳細
本物件は、木造の4階建てで、373戸を予定しており、単身者からファミリー層まで多様なニーズに応えるべく、スタジオタイプから3ベッドルームタイプまでの豊富な選択肢が用意されます。各住戸の内装は上質で、居住空間の洗練された印象を与えます。
住民の生活をより快適にするために、プールやフィットネスジム、ドッグラン、コワーキングスペース、開放的なクラブルームなどの共用施設も充実しています。
環境への配慮
本プロジェクトでは、建材に木材を多く使用することで、建設時のCO2排出量を抑えることを意識しています。木材は成長過程でCO2を吸収し、長期間その炭素を貯蔵します。この取り組みは、脱炭素化の一環としての意義も持っています。
立地の魅力
物件が位置するダラス北部のザ・コロニーは、急成長を遂げている地域です。雇用の集積地が近く、ダラス中心部へのアクセスも良好です。主要な高速道路121号線まで車で5分、さらにダラス・フォートワース国際空港までも20分という利便性があります。
周辺には、小売店舗や飲食店、映画館、ファミリー向けの娯楽施設が揃った大型商業施設があり、さらには高級ブランドが立ち並ぶエリアも徒歩圏内にあります。このように、職住近接のライフスタイルを求める住民にとって理想的な環境を提供します。
開発背景と今後の展望
このプロジェクトは、住友林業の連結子会社であるJPIグループと土地の売主が共同で設立した特別目的会社が開発を行います。住友林業は2017年に米国の賃貸用集合住宅開発に参入し、以来成長を続けています。今年は、年間3,853戸の集合住宅を着工し、全米での順位は9位に上昇しました。このような背景を受け、今後も米国での不動産開発を拡大していく意向です。
住友林業は、「Mission TREEING 2030」という長期ビジョンを掲げており、木材を中心とした事業を通じて、新たな価値を創出していくことを目指しています。アメリカにおける脱炭素化の加速にも寄与することで、住宅開発の持続可能性を高めていく方針です。
物件概要
- - 物件名: Jefferson Morningstar
- - 所在地: 121 & S Colony Blvd (NEQ) The Colony, TX 75056
- - 計画敷地: 約40,000㎡
- - 賃貸床面積(予定): 約30,000㎡
- - 住戸数(予定): 373戸
- - 構造・工法: 木造4階建て
- - 着工(予定): 2025年1月
- - 竣工(予定): 2027年
住友林業が手がける新たな賃貸住宅プロジェクトは、生活の質を向上させるだけでなく、環境にも配慮した持続可能な開発を実現するものとなっています。