保険募集の課題と品質向上に向けた実務上の留意事項 - 4分野の専門家が語る最新動向

保険募集における現状の課題と品質向上に向けた実務上の留意事項 - 4分野の専門家が語る最新動向

2021年12月、生命保険業界では「業務品質評価基準」が策定されました。これは、顧客への商品・サービス提供に関わる関係者にとって大きな転換期を告げるものであり、業界全体の業務品質向上に貢献する重要な指針となっています。

株式会社セミナーインフォが開催した「【EXECUTIVE SYMPOSIUM】保険募集における現状の課題と業務品質向上に向けた実務上の留意事項」のリバイバルセミナーでは、この基準の4つの柱である「顧客対応」「アフターフォロー」「個人情報保護」「ガバナンス」に焦点を当て、各分野の専門家が一堂に会し、それぞれの立場からの解説を行いました。

4分野の専門家が語る最新動向

セミナーでは、各分野の専門家から、具体的な事例や課題解決に向けた取り組み、そして今後の展望が語られました。

第一部では、株式会社エスカリエ町田の代表取締役である徳沢清児氏が、「企業文化に基づく、これからのアフターフォロー」をテーマに講演を行いました。顧客の声を「聞く」ことの重要性や、アフターフォローを通じて企業文化醸成を支援する具体例などが紹介されました。

第二部は、デロイトトーマツリスクアドバイザリー合同会社の金融サービスシニアマネジャーである田宮秀樹氏が、「実効性が求められる個人情報管理態勢のポイント」をテーマに講演を行いました。個人情報管理の態勢整備やシステム面における課題と対策、そして今後の展望について解説が行われました。

第三部は、のぞみ総合法律事務所のパートナー弁護士である吉田桂公氏が、「企業価値の向上に貢献する「顧客対応」のあり方」をテーマに講演を行いました。企業価値向上に貢献する「意向把握」と「比較・推奨」の重要性や、顧客対応履歴の戦略的活用方法、そして「顧客対応」の実践の文化的定着について詳しく解説されました。

第四部は、社会保険労務士法人ミライガの代表社員である特定社会保険労務士藤井恵介氏が、「募集人の労務管理から見た課題とガバナンス向上に向けたポイント」をテーマに講演を行いました。従業員定着に向けた具体的な施策や、顧客本位につながる報酬や評価のあり方、そしてこれからの企業に求められる考え方などが示されました。

第五部では、メットライフ生命保険株式会社の執行役員である生稲隆氏が、「メットライフ生命の業務品質向上に向けた取り組み事例」をテーマに講演を行いました。足元の販売環境も加味した募集管理や、Forward lookingマインドに基づいた未然防止策など、同社の具体的な取り組み事例が紹介されました。

第六部では、アフラック生命保険株式会社の執行役員である高橋直子氏が、「“幸福”な成長を追求するアフラックの挑戦」をテーマに講演を行いました。同社のDX戦略や、顧客の幸福な成長とアフラックのDXの連携、そして今後の展望について熱く語られました。

参加者の声

セミナーに参加した保険会社や金融機関の担当者からは、「各分野の専門家の講演から、具体的な課題解決策や今後の取り組みの方向性が得られた」「最新の動向や事例を知ることで、自社の業務品質向上に役立つヒントを得ることができた」といった声が聞かれました。

本セミナーは、生命保険業界における業務品質向上に関心のある全ての方にとって、大変有益な内容となっています。

株式会社セミナーインフォについて

株式会社セミナーインフォは、セミナー事業、顧客獲得代理事業、メディア事業を行う企業です。セミナー事業では、幅広い分野において、最新の知識や情報を提供するセミナーを多数開催しています。

まとめ

今回のセミナーは、生命保険業界の業務品質評価基準に関する最新情報や、各分野の専門家による具体的な事例紹介を通して、参加者にとって非常に有益な内容となりました。今後、生命保険業界は、顧客本位のサービス提供をさらに強化していくことが求められており、本セミナーで得られた知識や情報は、各企業の業務品質向上に役立つものと考えられます。