Z世代の大学生が選ぶ次世代インフルエンサーとは？

Z世代のインフルエンサー事情

最近、インフルエンサーという言葉がますます浸透していますが、特にZ世代にとっては、インフルエンサーの存在が重層的な影響を及ぼしています。株式会社RECCOOが運営するZ世代向けリサーチサービス『サークルアップ』による最新の調査では、大学生500人に次世代のインフルエンサーについて聞いてみました。その結果、特に支持を集めたのがYouTuberの「都のオワリですチャンネル」と「一生友子」でした。この記事では、これらのインフルエンサーの魅力や人気の理由を解説します。

都のオワリですチャンネル

「都のオワリですチャンネル」は、食べ物を食べながら視聴者との雑談をする形式が特徴のYouTubeチャンネルです。本チャンネルは30万人以上の登録者を抱えており、人気の理由には軽快なトークと視聴者層との共鳴があるとされています。特に、学生からの支持が高く、女性視聴者が共感しやすい内容を提供することで、幅広い支持を獲得しています。また、彼自身がゲイであることを公言しており、この特性も多様性を求める視聴者に人気です。

魅力の声

このチャンネルを支持する大学生の意見を集めたところ、「視聴していて楽しい」との声が多く寄せられました。「軽快でユーモアのあるトークが心地良い」といった感想や、「女性が共感できる視点が多い」というポイントが評価されています。

一生友子

「一生友子」は、大学生女性二人組のYouTuberで、主にvlogやメイク動画を配信しています。登録者数は約40万人に達し、世代に共鳴する内容を中心に展開しています。特に同世代の女性が共感できる「あるあるネタ」や、服・メイクに関する情報は多くの学生から支持されています。また、昨年にはテレビの人気番組『マツコ会議』にも出演し、一気にその名前が全国区となりました。

若者の発見場所

調査によると、Z世代の若者がインフルエンサーを見つける媒体として圧倒的に多かったのはYouTubeで196票、続いてTikTokの96票、Instagramの90票という結果でした。X（旧Twitter）やテレビで見つける人はわずかで、YouTubeの影響力の強さを示しています。

共通点の考察

「都のオワリですチャンネル」と「一生友子」には明確な共通点が見受けられます。両者とも女性視聴者をターゲットにしており、同年代の19歳から20歳という年齢もポイントです。また、TikTokでの初期のバズが人気を加速させ、さらにYouTubeの活動へと繋がる傾向にあります。今後、インフルエンサーのスタイルとして、TikTokでの成功を経てYouTubeに進出する流れが主流になると考えられます。