バーベキューブームが続く中、安全な環境作りが課題となる今、日本バーベキュー協会(JBBQA)は、法人向けにプロフェッショナルなバーベキュー人材を育成するための研修プログラム「バーベキュープロインストラクター検定」(略称:バーベキュープロ検定)を新発足しました。
2006年の設立以来、協会は「バーベキューインストラクター検定」を通じて、バーベキューの楽しさと安全性を広めてきました。しかし、近年は手ぶらバーベキュー場やグランピング施設が増加し、一方で一般ユーザーの技術習得が追いついていない現状があります。安全な操作や衛生管理の必要性が高まっているのです。
「バーベキュープロインストラクター検定」は、こうした課題解決を目指し、安全で安心なバーベキュー技術を体系的に学べる研修プログラムです。実際のバーベキュー場で使用される機材を用いた実地講習を通じて、実践的な知識と技術を習得できます。
検定の内容は、ガスグリルや炭グリルの安全な取り扱い、食材の衛生管理、肉芯温度のチェック方法、機材のメンテナンスなど、バーベキューのプロとして必要な知識を網羅しています。受講者は、実技試験に合格することで、日本バーベキュー協会公認の「バーベキュープロインストラクター」として認定され、業界内でのスキル証明として活用できます。
講師は、日本バーベキュー協会会長の下城民夫氏。受講は企業単位で行われ、自社開催、または協会指定のバーベキュー施設での開催が可能です。
第一回は2024年12月2日に愛知県知多郡南知多の篠島デューテラスで開催されます。協会は、今後も全国のバーベキュー施設に「バーベキュープロインストラクター」を配置することで、利用者が安心して楽しめる環境作りを推進していく方針です。