読書感想文を書こう!講座で学ぶ基本と新しい発見
2024年7月26日、東京・品川に位置する学研ビルにて、株式会社Gakkenが主催する読書感想文講座が開催されました。この講座では、出版された書籍『必ず書けるあなうめ読書感想文改訂版』を用い、小学生向けに読書感想文を書くための基本的なポイントが教えられました。
読書感想文が苦手な理由
夏休みの宿題の中でも、多くの小学生が苦手とする読書感想文。この宿題に取り組むためには、まず興味を持てる本を選び、読書を楽しむことが欠かせません。しかし、読むことがつらい本を選んでしまった場合、作業自体が苦痛になってしまいます。そこで、講座では選書の重要性が強調されました。
ポイント1:好きな本を選ぼう
講座の初めに示されたのが、好きな本を選ぶという基本的なポイントです。興味や楽しさを感じられる本を手に取ることで、読書のプロセスも楽しくなります。また、長文が苦手な場合には短編や図鑑なども適しており、過去に読んで好きだった本を再度選ぶのも良い方法です。これにより、お子さんにとっての読書が喜びに変わるかもしれません。
ポイント2:テーマを決める
次に講座で強調されたのは、何について感想を書くのかを考えることです。登場人物や名セリフ、心に残るシーンなど、印象に残った要素を探し出す具体的なアプローチが奨励されました。たとえば、好きな登場人物に焦点を当てたり、物語を通じての感情を表現してみたりすることが提案され、参加者たちが実際に診断チャートを用いて考えを深めていました。
ポイント3:考えを言葉にする
感想文を考える際には、自分の思いや考えを言葉でアウトプットすることが大切です。自分が気に入った登場人物に関しての質問を通じて、自然と考えを整理していくことが可能です。このプロセスでは、参加者同士でカードを交換しながらインタビューを行うことで、互いに意見を深め合うことができました。
ポイント4:言葉を豊かに
読書感想文を書く際にありがちな「おもしろかった」「楽しかった」といった一般的な表現を、もっと魅力的に言い換えることも重要です。具体的な感情を表現することで、文章の質が大きく向上します。たとえば、「物語の世界に引き込まれた」「おなかをかかえて笑ってしまった」といった具合です。そのように感想が具体化されることで、より引き込まれる内容の書籍感想文が完成します。
読書感想文を書く楽しさを伝えよう
この講座では、読書感想文に対するアプローチをいくつか提示しましたが、主なメッセージは楽しむこと。書くことに自信がない子どもやそのサポートをする大人にとっても、本書は役立つツールとなります。「必ず書けるあなうめ読書感想文改訂版」は、学校の宿題に向き合う全ての小学生にとって心強い味方です。この夏、読書感想文を楽しみながら仕上げてみませんか?
商品概要
- - 書籍名:『必ず書けるあなうめ読書感想文改訂版』
- - 監修:青木伸生(元・筑波大学附属小学校教諭)
- - 文:粟生こずえ
- - 価格:1,210円(税込)
- - 発行日:2024年6月6日
- - 判型:B5変/136ページ
- - 発行所:株式会社Gakken
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