東京語学学校とホナン大学の新たな協力関係
東京都豊島区にある東京語学学校が、韓国の光州市に位置するホナン大学と業務協約を結び、留学生向けのプログラムを立ち上げることを発表しました。この協約は、東京語学学校の代表・森薫氏、ホナン大学就創業支援団の団長キム・ウンア氏、アジアフューチャーの代表・松清一平氏が参加した締結式で正式に締結されました。
協力の背景
今回のプログラムが生まれた背景には、日本国内の人材不足と韓国での若者の就職難があります。少子高齢化が進む日本では、人材確保が急務となっており、多くの企業が外国人材の採用を重視しています。一方で韓国では、特に実務経験のない若者の求人倍率が低く、彼らの就職支援が求められています。この協力関係は、両国が抱えるこれらの社会的課題に対する解決策となることが期待されています。
日本語教育と就職支援プログラムの内容
プログラムは、ホナン大学の在校生および卒業生向けの8ヶ月間の短期留学を提供します。この留学では、日本語を専門に学ぶことができるだけでなく、各参加者が希望する業種でのインターンシップも設定されています。具体的には、飲食業界やホテル業界での実習を通じ、実践的なスキルやビジネスレベルの日本語能力を磨くことが可能です。
留学が終了する際には、日本企業への就職紹介や就職カウンセリングが行われ、最終的には就職率100%を目指すとのことです。これにより、留学生が日本で成功するための道筋をしっかりとサポートする仕組みができています。
ホナン大学の魅力
ホナン大学は1978年に設立された私立の総合大学で、未来に向けた人材育成を目指しています。教育理念は人間性、民族性、近代化を重視し、進学や就職に向けた支援を行っています。ホナン大学就創業支援団では、学生のためのインターンシッププログラムや海外就職情報の提供など、あらゆる就職支援を手厚く実施しています。
東京語学学校の特色
一方、東京語学学校は2017年に開校した新しい日本語学校で、革新的な授業を提供しています。「No challenge, No innovation」をモットーに、VR授業やデジタル教材の導入など、教育方法において常に新しいチャレンジを行っています。また、YouTubeチャンネルでは、自作の動画コンテンツを通じて、幅広い教育情報を提供しており、多くの支持を受けています。
この協約によって、日本での就職を希望する韓国の学生に対し、より充実したサポート体制が整うことが期待されます。今後、両機関のさらなる交流と共同の取り組みに注目です。