株式会社チノーが新たなグラフィックレコーダを発表
株式会社チノー(東京都板橋区、代表取締役社長:豊田三喜男)は、2024年8月22日(木)に新しいグラフィックレコーダ KR3-Hシリーズに500点集録仕様を追加することを発表しました。この新モデルは、従来の120点から大幅に拡張された最大500点の計測ポイントを一台で集中監視できる画期的な製品です。
簡素化された配線で運用がスムーズに
新型のグラフィックレコーダ KR3-Hは、7月に発売したデータロガーFEシリーズと組み合わせることで、センサや電源、通信線を必要とせずに集中監視を実現します。特に、測定点が48点を超える場合にはFEシリーズが必須となりますが、この組み合わせにより多点計測が簡潔になり、複雑な配線を排除できます。
データの可視化と利用
KR3-Hシリーズは、6つの主要機能を備えています。最大500点の同時集録に対応し、データはリアルタイムでWebブラウザを通じて監視可能です。また、16か所の折れ線補正機能を搭載しているため、測定値は非常に正確です。取得したデータはPDF、CSV、バイナリ形式で保存でき、異なる用途に合わせて柔軟に活用できます。
様々な用途に対応
この新しいグラフィックレコーダは、特に熱処理業界や設備監視に適しています。連続炉など点数の多いデータの集録が求められる環境において、最適な選択肢と言えるでしょう。また、研究開発分野でも様々な物理量(温度・流量・圧力など)をまとめて集録し、解析が行えるため、幅広い用途に対応できます。
会社としての取り組み
株式会社チノーは、1936年の設立以来、「計測・制御・監視」の領域で多くの製品を手掛けてきました。計測技術の進化を追求し続け、専門知識をもとに、お客様のニーズに応える製品を展開しています。温度を正確に計測することは、品質や性能を向上させる上で重要な要素であり、そのために最適な「温度ループ」を提供しています。
価格情報
新型グラフィックレコーダの標準価格は672,100円(税込)からとなっており、PDFチャート機能を備えたモデルは790,900円(税込)です。データロガーFEシリーズの各モジュールには、通信入力モジュール158,400円、アナログ入力モジュール134,200円、デジタル入力モジュール86,900円、デジタル出力モジュール93,500円、電源モジュール39,600円(税込)が設定されています。これらの製品は、最新技術を活用して業務効率を向上させ、ビジネスをサポートするための理想的な選択肢となります。
結論
株式会社チノーの新しいグラフィックレコーダ KR3-Hシリーズは、特に大量のデータを必要とする業界に革新をもたらす製品です。これにより、より効率的にデータ監視を行うことができ、ビジネスや産業における効率化を推進することが期待されています。ぜひ、最新の情報を元に、この製品を試してみてはいかがでしょうか。