和歌山発！主婦職人軍団がつくる、革新的棕櫚箒が誕生！

和歌山県海南市に拠点を置く深海産業有限会社が、2024年5月1日、画期的な棕櫚箒を新発売します。この箒の最大の特徴は、開発に携わった職人集団。なんと、主婦4名による「主婦職人軍団」なのです。

深海産業：棕櫚箒の伝統と革新

深海産業は、1950年頃に創業。当初は棕櫚縄の生産から始まり、その後、棕櫚箒や緑化資材などを手掛けてきました。近年、家庭での箒使用の減少により売上が低迷する中、新たな試みに挑戦。2022年には東京インターナショナル・ギフト・ショー秋で、開発した箒がグランプリを受賞するなど、注目を集めています。

Broom Craft：伝統技術と現代感覚の融合

深海産業の代表、深海耕司氏は、運送会社勤務を経て家業を継承。京都の棕櫚箒工房との出会いをきっかけに、「箒職人育成プロジェクト」を立ち上げました。年齢や経験に関わらず、箒作りの技術と魅力を伝えることを目指し、異業種からの参加者も受け入れ、独自の「箒職人集団」、Broom Craftを結成しました。

主婦職人軍団の誕生：新たな視点と可能性

Broom Craftは順調に商品を展開していましたが、2023年、初代工房長の休職を機に、大きな転換期を迎えます。深海氏の妻からの「箒を一番使うのは主婦」という言葉がヒントとなり、主婦4名による職人軍団を結成。IT事務員、保育士、旅行会社社員、エステティシャンなど、多彩な経歴を持つ主婦たちが、それぞれの感性を活かし、箒作りに励んでいます。

最高品質の棕櫚繊維「鬼毛」を使用

新発売の「国産棕櫚箒４玉」は、軽さを追求した最高級の棕櫚繊維「鬼毛」を使用。フローリングだけでなく、畳や大理石など、様々な場所の掃除に対応できます。従来の棕櫚箒は重さが敬遠されることもありましたが、この商品は軽くて使いやすさが魅力です。また、長柄の繊維部分を斜めにカットするなど、主婦ならではの視点を取り入れた工夫が凝らされています。価格は19,800円（税込）。