茨城乳業、食品安全の国際規格FSSC 22000を取得
茨城乳業株式会社は、2024年10月11日に食品安全マネジメントシステムの国際規格「FSSC 22000(バージョン6.0)」の認証を新たに取得したことを発表しました。この認証は、すべての製品および社内の各部署を対象とし、品質管理と食品安全の両立を目指すものです。
FSSC 22000の重要性
FSSC 22000は、消費者に安心安全な食品を提供するための厳格な要求事項を定めた国際的な規格であり、特に国際的なビジネスを展開する上での信頼性を高めます。茨城乳業は、今後の海外取引を視野に入れ、この規格の遵守を決定しました。これにより、食品安全のみならず、品質管理まで統一的に向上させることが可能になります。
これまでの取り組み
茨城乳業は、1999年から厚生労働省の「総合衛生管理製造過程認証」に取り組み、さらにはISO 9001、いばらきHACCPなど、さまざまな衛生管理・品質管理基準を取り入れてきました。こうした長年にわたる努力が、FSSC 22000への認証取得へとつながりました。
社長の取り組み
中沢新一社長は、食品流通安全管理に関する学位を持ち、自らも「ISO 22000」の准審査員資格を取得しています。さらに、社内での「FSSC 22000」内部監査員育成に力を入れ、全社員の食品安全意識を高める活動に取り組んでいます。
今後の展望
茨城乳業は、FSSC 22000の取得を契機に、さらに顧客満足度を向上させるために、食品安全文化の定着や環境への配慮を進める方針です。全従業員が継続的な改善と革新に参加し、より良い食品を提供し続けることを目指します。
企業概要
茨城乳業は1974年に創業し、生産者からの新鮮な牛乳を使用して高品質な乳製品の製造に取り組んでいます。「人々の健康とうるおいのある社会づくり」を理念とし、地域密着型の企業として信頼される製品づくりを行っています。
株式会社JFLAホールディングスについて
茨城乳業の親会社である株式会社JFLAホールディングスは、東京都中央区を拠点に、乳製品や酒類、調味料の製造販売を手掛けています。また、高級食材の輸入販売や外食フランチャイズの運営も行っており、幅広い事業を展開中です。
このように、茨城乳業は国際規格の取得を契機に、さらなる成長を遂げることでしょう。今後の展開に注目です。