和紙の美が宿る「HA KO」
2019年度のグッドデザイン賞を受賞したお香「HA KO」。このユニークな製品は、兵庫県の淡路島に本社を構える株式会社薫寿堂が手がけています。設立から126年、薫寿堂は日本の香りの歴史を継承する企業として知られています。お香の製造技術だけでなく、伝統的なデザインと現代的な発想を融合させることで、まったく新しい体験を提供しています。
大切にする伝統
「HA KO」は、和紙の素材を使用し、葉っぱをモチーフにしたお香です。この斬新なデザインは、「お香を焚く」という行為に新たな視点をもたらしました。薫寿堂の職人たちは、一枚一枚手作業で愛情を込めて作成しています。単に香りを楽しむだけでなく、視覚的にも美しい存在として飾ることができます。
受賞の背景
グッドデザイン賞の審査員は、「HA KO」が持つデザインの斬新さと、伝統を現代に生かす試みを高く評価しました。もともと焚き火の記憶をもとに生まれたこのお香は、香司と職人によって作られた香りが見事に調和しています。消えかけた伝統に新たな火を灯すこの商品は、多くの人々に愛されることでしょう。
さらに「HA KO」は、2019年10月31日から11月4日間、東京ミッドタウンで開催される「GOOD DESIGN EXHIBITION 2019」に展示される予定です。デザインの振興と評価を目的とするこの展覧会は、国産デザインの魅力を広める貴重な機会です。
使い方と楽しみ方
「HA KO」は、手軽に取り入れられる和の香りとして、特に都会で生活を楽しむ若い世代を対象に設計されています。気に入った葉っぱの形を選び、玄関にちょっと置くだけで、日常に香りを取り入れることができるのです。使う人のライフスタイルに寄り添った温かみのあるデザインが魅力です。
公式サイトと販売情報
「HA KO」は、公式サイトやオンラインショップで購入が可能です。和の香りに包まれた生活を体験したい方は、ぜひ一度訪れてみてください。細部までこだわった美しいデザインは、プレゼントにも喜ばれることでしょう。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
グッドデザイン賞とは
1957年から始まったグッドデザイン賞は、日本のデザインを集め、評価・プロモーションを行っています。この賞は、社会問題の解決に向けたデザインの力を訴え、毎年多くの企業が参加しています。「Gマーク」は、優れたデザインの証しとして広く認識されています。
グッドデザイン賞公式サイト
「HA KO」がもたらす新たな感覚を体験して、心豊かな生活を楽しみましょう。