名古屋芸術大学が原田祐馬企画展「OLD IDEAS」を開催

名古屋芸術大学が創り出すデザインと教育の絆

名古屋芸術大学のArt & Design Centerでは、2025年10月27日から11月16日まで、原田祐馬の企画展「OLD IDEAS」が開催されます。この展覧会は、グラフィックデザインやエキシビションデザインなど、さまざまなクリエイティブな領域を横断しながら活動している原田祐馬氏の思考とデザインの世界を展示するものです。

原田祐馬との出会い

原田さんは2021年度から名古屋芸術大学の特別客員教授としてヴィジュアルデザインコースに関わり、その後も継続的に特別講義を行ってきました。2024年から2025年度にはデザイン領域ファンデーションコースの教授も務め、デザインを学び始めた学生たちに向けてワークショップやレクチャーを行う予定です。これにより、彼の専門知識が学生たちの成長に大きく寄与しています。

展示の内容と意義

「OLD IDEAS」では、原田さんの思考と、それを基盤にした学生たちのワークショップの成果を展覧会の一部として取り入れています。東キャンパスのArt & Design Center Eastでは、1年生が中心となり、原田さんとの時間を通じて得た知識や経験をもとに展示を計画し、その空間を作り上げています。

一方、西キャンパスのArt & Design Center Westでは、原田さんの思考が具現化された空間が広がります。多様な思考、素材、そして経験のトライアルによって、彼のデザインの本質を感じることができるでしょう。また、デザイン領域の教員も参加しており、思考の記録としての実験的な作品も展示されます。

原田さんが学生に伝えた「ともに考え、ともにつくる」という言葉は、学生のみならず教員にも広がり、デザイン領域全体に新たな影響を与え始めています。この変化は数年後に具体的な形として現れることが期待されており、今回の展示もその芽生えと実験の場として位置づけられています。

イベント情報

オープニングイベントは10月27日（月）17時30分から18時30分に行われ、11月2日（日）にはゲストを迎えたトークイベントが開催されます。水野太史氏（建築家）、永岡大輔氏（アーティスト）などがゲストとして登場します。また、11月16日（日）には柚木恵介氏（アーティスト・秋田公立美術大学准教授）によるトークも予定されています。

さらに、原田氏がデザインに関わる商品が販売されるNUA ART SHOPも併せて常設されます。

まとめ

名古屋芸術大学のArt & Design Centerでの「OLD IDEAS」は、原田祐馬のクリエイティブな世界を体感し、学生たちの成長の成果を見つめる貴重な機会です。入場は無料で、アートと教育の融合がどのように実現されるのか、この場で体感してみてはいかがでしょうか。アートやデザインに興味がある方は、ぜひ足を運んでみてください。