日本初導入、DMARC認証でメールセキュリティ強化を実現したEasy SolutionsとJIPDECの提携

DMARCによるメールセキュリティの強化

日本において、メールセキュリティの向上に向けた新たな取り組みが始まりました。Easy Solutions社が提供するDMARC Compassが、日本情報経済社会推進協会（JIPDEC）に初めて導入されることが発表されました。これにより、日本のビジネスコミュニティにおける不正メールの脅威と詐欺事件の減少が期待されています。

DMARC Compassの役割とは？

このDMARC Compassは、メールの送信者を特定するための高い保証を提供するもので、特に10年以上にわたり開発が進められました。受信者が真正な電子メールのみを認識し、認証されていないメールについては適切に対応するためのポリシー設定が可能です。この仕組みを利用することにより、ユーザーはフィッシング攻撃が発信された場所を明確に把握し、その情報を活用することで迅速かつ効果的に不正行為を防ぐことが可能になります。

主要機能の詳細

DMARC Compassは以下の主要な機能を備えています：

- 送信されたメールの全体を分析し、ドメインに関連するデータを提供
- 異なるフィッシング詐欺やスパム送信者を検出し、拒否する機能
- 設定エラーや認証漏れを特定し、不正な第三者の特定を可能にする
- 新たな脅威を事前に識別し、攻撃封鎖のスピードを向上させる
- DMARCの適合を容易にするためのウェブベースのギャップ分析を通じたワークフロー

このように、DMARC Compassは企業が送信するメールの可視性を高め、外部ベンダーによって送信されるメールも含めて、より安全なメール環境の構築を助けます。

Easy SolutionsとJIPDECの連携

イージー・ソリューションズの日本事業責任者である畠山昌録氏は、DMARC CompassをJIPDECに利用してもらうことで、不正メールによる詐欺への懸念を効果的に減少させることができるとの見解を示しています。また、今後は日本及びアジア市場でのDMARCを通じたメールセキュリティとインターネットサービスを、ユーザーが安心して利用できる社会の実現に向けて努力していくと強調しています。

一方、JIPDECのインターネットトラストセンター企画室長である大泰司章氏は、自らのメール環境にDMARC対応のEasy Solutions製品を導入することにより、より強固ななりすまし対策を実施し、これをベストプラクティスとして、さらなる普及活動を強化していくことを表明しています。

まとめ

DMARC Compassでの新たなアプローチは、現代のビジネス環境においてますます重要な役割を果たすことが期待されています。日本では急増する不正メールに対抗するための効果的な手段として、DMARCは今後のメールセキュリティのスタンダードとなるでしょう。イージー・ソリューションズとJIPDECの連携は、企業や個人にとって、より安心で安全なデジタル社会の実現への第一歩と言えます。