日本の美しい伝統文化と現代デザインの融合が見事に実現した新たなアイテムが登場します。京都の古くから伝承されている絞り染め、その名も「たばた絞り」と、アパレルブランド039LAUNDRYのコラボレーションが実現しました。
「たばた絞り」は、手作業による絞り染めの技法で、ひとつの作品が職人の手によって丁寧に作られています。この絞り染めの技術は、100種類以上あるとされる絞り染めの中でも特に希少性が高く、高級品としての地位を確立しています。その中で、田端和樹氏は独自の「手筋絞り」を用いて、不規則でありながらも美しさを感じさせる模様を生み出します。
このコラボレーションのために選ばれた039LAUNDRYのフラッグシップモデルであるアメリカン・シーアイランドコットンシリーズのTシャツは、厚手の生地感と独特の縫製技術が特徴です。一般の染色工程では通常、未完成の生地に染色を施しますが、今回のコラボではすでに形になっているTシャツに手筋絞りを施すことで、全く同じ模様が生まれない唯一無二の一枚が生まれています。このような特別な染め方で生まれたTシャツは、その進化した形状と味わい深い柄で魅力を発揮します。
「たばた絞り」と039LAUNDRYは、ただのファッションアイテムを超え、職人の手仕事と現代的なデザインとが交錯する新たなアートを生み出しています。このコラボレーションによって絞り染めの持つ魅力が広く知れ渡り、伝統的な技術が未来へと受け継がれていくことが期待されています。田端氏は「企業秘密は設けず、すべてオープンに」と語り、若い世代と共にその技術を共有する意欲を示しています。
この特別なアイテムは、2023年5月7日(水)から5月13日(火)まで、阪急うめだ本店のプロモーションスペースで取り扱われており、ぜひ足を運んでみてほしいと思います。その他、公式オンラインストアでも販売を行っていますので、先行予約なども可能です。
そのほか、039LAUNDRYのブランドとしての背景やこだわりについて触れておくと、彼らは2018年にコレクションを開始し、100年以上にわたりコットンの素材にこだわった製品作りを行っています。近藤紡績所が生み出す品質の高い血筋から生まれる製品と、豊かな自然環境の中で育てられた原料が融合したTシャツやスウェットシャツなどは、その手仕事と高品質な素材が相まって、他にはない特別な一品となります。近藤紡績所は愛知県名古屋市に本社を置いており、モノづくりを重視する姿勢が随所に表れた製品群を展開しています。
たばた絞りの伝統技術と039LAUNDRYの現代的な感覚が融合したこのコラボレーションアイテムは、これからのファッションの中で新たなスタンダードを創り出す可能性を秘めています。ぜひこの機会に、その魅力を感じ取ってみてください。