HENNGE OneとKasanareのシングルサインオン連携について
カサナレ株式会社とHENNGE株式会社の新たな提携がもたらす革新は、特に企業に向けた大きな利点となるでしょう。今回、HENNGEが提供するクラウドセキュリティサービス「HENNGE One」と、カサナレが開発したエンタープライズ生成AIソフトウェア「Kasanare」が、シングルサインオン(SSO)連携を開始しました。この連携は、企業がより効率的に、そして安全にサービスを利用するための重要なステップです。
シングルサインオン(SSO)とは
シングルサインオン(SSO)のメリットは、ユーザーが複数のアプリケーションやサービスにアクセスする際、個別にIDやパスワードを管理する必要がない点です。これにより、企業側ではセキュリティリスクを低減し、従業員の利便性を向上させることができます。HENNGE OneとKasanareの連携により、企業はHENNGEのシステムを利用しながら、Kasanareへもすぐにアクセスできるようになります。
この連携は、SAML 2.0に準拠した方式で実現されており、HENNGE Oneがアイデンティティプロバイダー(IdP)、Kasanareがサービスプロバイダー(SP)としての役割を果たしています。これにより、様々なログイン方式にも対応し、企業が安全かつシームレスにKasanareを活用できる環境が整っています。
連携の詳細
HENNGE Oneのユーザーは、IdP-Initiated方式・SP-Initiated方式の両方でログインが可能です。さらに、SAML認証プロトコルを活用し、ユーザー識別子としてメール形式のName IDを使用する他、Firebase認証基盤を活用し、ACS URLおよびSP Issuerも構成されています。これによって、利用者はパスワードを入力する必要がなく、ストレスのない操作が実現されています。
HENNGE Oneとは
HENNGE Oneは、組織の生産性を向上させるための国内シェアNo.1のクラウドセキュリティサービスです。従来のSaaSサービスには様々なセキュリティ課題が存在しますが、HENNGE Oneはこれを解決するために、複数のエディションを提供しています。特に、ID管理、データの保護、サイバー攻撃からの防御を行うためのエディションが用意されており、あらゆる組織のニーズに対応しています。
Kasanareの特徴
一方で、Kasanareは企業の業務をAIで効率化・自動化するために設計されたソフトウェアです。AIによって、問い合わせ対応や定型文書の作成、ナレッジ検索のサポートが可能になり、業務の負担を大幅に軽減します。カサナレは、生成AIを現場で育てるツールとして捉え、特にカスタマイズ可能な機能に強みを持っています。
企業の将来に向けて
カサナレ株式会社は、2022年に設立され、今日では大手金融機関を含む多くの企業に導入されており、注目を集めています。フォーブスや金融革新アワードに選出されるなど、クリエイティブなアプローチが評価されています。今後、この連携により、多くの企業がHENNGE OneとKasanareを通じて業務の効率化を取り入れることが期待されています。
このように、HENNGE OneとKasanareの連携は、企業に対して新しい価値を提供し、デジタルトランスフォーメーションを加速させる重要な取り組みとなるでしょう。将来的には、さらなる技術革新やサービスの拡張が期待されています。