千葉の獣医療DX企業がカナダで実証実験、国際展開へ足掛かりをつかむ

を受賞しました。
受賞の特典として、2026年の2〜3月にカナダ・トロントで実施される視察と実証実験が決定しています。これは同社が開発した乳牛の遠隔健康管理サービス『MILook（ミルック）』を地元の酪農家や獣医師と連携して実証する機会を提供します。

受賞の背景とプログラムの意義

株式会社石山生産獣医科は、獣医師としての経験を生かし、乳牛の健康をデータで可視化する革新的なサービス『MILook』を展開しています。このプログラムは、千葉県内のスタートアップが海外進出を果たすための支援策であり、事業戦略のブラッシュアップや海外市場向けの製品開発を実施することが目指されていました。

DEMO DAYでの発表では、『データ解析による酪農現場の疾病予防と省力化で、獣医療を支援する』というテーマを掲げ、参加者から高い評価を得ました。プログラム期間中に示した改善への取り組みや熱意が、最終的な受賞につながったのです。

トロントでの実証実験

受賞によって訪問が予定されているトロントでは、MILookのビジネスモデルに基づいた仮説検証を行います。現地の先進的な酪農家や獣医療関係者とのネットワーキングを通じて、国際展開に向けた新たな課題を見つけることも目標にされています。

今後の展望

今後、株式会社石山生産獣医科は国内外の獣医師や酪農家との連携を深め、科学的に乳牛の健康を支える仕組みを構築し続けます。また、持続可能な酪農経営支援に向けた取り組みを強化し、日本発の獣医療DXを世界に発信することを目指すとのことです。

代表取締役の石山大氏は、受賞について『酪農現場の課題をデータで解決したい想いが評価された結果だと感じています。トロントでの機会を活用し、現地の方々と対話を通じて、MILookの価値を検証していきたい』とコメントしています。

会社概要と今後の活動

株式会社石山生産獣医科は、動物福祉に基づいた科学的な知見や技術をもとに、人と動物との新しい関係を創出することを目指しています。牛の繁殖管理や健康管理サービス『MILook』、さらに譲渡型保護猫カフェ『保護猫ハウスろくねこ』の運営を通じて、地域社会と動物福祉に貢献しつつ、これからも挑戦と成長を続ける所存です。

公式サイトもぜひご覧ください：株式会社石山生産獣医科公式サイト

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