新たな表現の場
2021-05-06 15:00:30
福島県南相馬市にデザイン事務所が開く新たな表現の場「粒粒」
新たな文化の拠点「粒粒」
福島県南相馬市小高区に、5月15日(土)、デザイン事務所が手掛ける新たな空間「粒粒(つぶつぶ)」がオープンしました。この場所は「表現からつながる家」として、多様なアートとデザインと出会える場を提供します。地域の企業や団体との協働を通して、地域の魅力をより多くの人々に伝えたいという思いから、4年前にこのプロジェクトがスタートしました。
プロジェクトの誕生背景
デザインの力を通じて地域の価値を発信するためには、デザインやアートに当たり前に触れられるスペースが必要と感じた西山里佳氏は、地域とのより深いつながりを模索していました。彼女は、自身が「移住者」として南相馬に着任し、地域の人々と直接関わる中で、デザインとアートの重要性に気づいたと言います。「粒粒」はその思いが形になったもので、誰でもふらっと立ち寄り、クリエイティブな刺激を受けられる場所を創り出すことが目指されています。
「粒粒」の魅力
「粒粒」は小高区耳谷に位置し、もともとの住居をリノベーションした空間です。建物内には、リラックスできる土間や本、絵画を展示するギャラリースペース、気持ちの良いウッドデッキがあり、居心地の良さを追求しています。特に注目したいのは、地域の方々と共に行ったワークショップを通じて生まれた、個性豊かな壁の塗装です。これにより、訪れる人々が自分の感性を尊重される空間が作られています。
ロゴとデザインの意図
「粒粒」のロゴには、アートを象徴する「つぶくん」たちが表れています。それぞれの形がユニークで、全体として幾何学的な印象を与えます。これは、個々が自分の表現を楽しむ姿を象徴しており、未来の可能性を秘めた表現の場としての「粒粒」を表しています。デザイナーの大箭亮二氏が手掛けたこのロゴは、見る人にインスピレーションを与えるでしょう。
家主からのメッセージ
「粒粒」の代表、そして家主でもある西山さんは「表現を通してつながる場所を作りたい」という想いを参加者に伝えます。彼女自身も地域に根ざすことで、さまざまな人との新しい関係を築くことに使命を感じています。「ゆるやかだけれどもしなやかな関係で、様々な意見やアイディアを交わせる場を育てていきたい」と話す西山さんの願いは、地域の未来に向けた希望を感じさせます。
内覧会の開催
「粒粒」のオープンに先駆け、5月14日(金)にはメディアや関係者向けの内覧会が、15日(土)には一般公開の内覧会が行われる予定です。参加者は、この新たな空間を体験し、今後のイベントや展示に期待を込めて足を運ぶことができるでしょう。内覧会では、デザインオフィスmaruttの過去の作品展示も行われ、さらなる理解が深まることを楽しみにしています。
【内覧会日程】
14日(金)13:00-16:00 メディア・関係者対象
15日(土)10:00-16:00 一般の方対象
場所は「粒粒」(南相馬市小高区耳谷表6)で、駅からのアクセスも良好です。
おわりに
機会があれば、ぜひ直接「粒粒」を訪れてみてください。アートとデザインの美しい出会いが、あなたをお待ちしております。また、新型コロナウイルス対策も徹底して実施されているとのことなので安心して訪問できることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
marutt株式会社
- 住所
- 福島県南相馬市小高区耳谷字表6番地
- 電話番号
-
050-5850-7573