建設業界の女性技術者が注目される時代
2023年、建設業界で入社した技術者の中に占める女性の割合が40.4%に達しました。これは、長年にわたる女性活躍推進の取り組みの成果です。特に12月の入社数では、女性が男性を上回るという新たな試みが実現しました。この進展を受け、建設業界は新たな道を歩み始めています。
女性活躍推進の背景
近年、建設業界は「2024年問題」という大きな課題に直面しています。法律により時間外労働の上限規制が実施されることが決定し、それに伴う人手不足やコスト増の対策が急務となっています。このため、業界全体で女性や海外人材といった多様な労働力を活用する必要が高まっています。
しかし、従来のイメージとして、建設業界は男性中心の職場であることが強調されており、女性の進出は遅れがちです。実際、日本建設業連合会の調査によれば、2022年度の技術者における女性の割合はわずか8.2%でした。
アイアールの革新と取り組み
そんな中、株式会社アイアールは2015年の設立から「建設業を人気業種にする」という vision を掲げ、様々な施策を実施してきました。女性が男性と同様に快適に働ける環境を作るため、女性管理職の登用や産休・育休の取得を推奨しています。さらに、社内研修の内製化や先輩社員によるサポート制度を構築し、安心して働ける環境を整えました。
特に注目すべきは、2017年に宣言した「ホワイト化宣言」です。この取り組みは全社を挙げて進められ、2018年からは一般財団法人日本次世代企業普及機構による「ホワイト企業認定」を取得し、6年連続で最高ランクを達成しました。この認定は、70の審査項目があり、女性活躍推進に関しても厳しく評価されています。
SNSを活用した新たな発信
アイアールはまた、建設業界における男性のイメージを払拭するために、SNSでの発信に力を入れています。特にTikTokやInstagramでは、代表の大山氏や若い男女社員が中心となって同社の自由でオープンな社風を発信しています。その結果、多くの再生数を獲得し、当社への応募者が増えているのです。
例えば、再生数40万回を超える投稿も多く見受けられ、これらの動画が応募動機の一つとして名前が挙げられることが増えています。
今後の展望と期待
こうした取り組みの結果、2023年には260名の女性が技術者として入社し、全体の40.4%を占めています。また、12月の単月では、女性が26名、男性が25名という結果が出ており、ついに女性が男性を上回るという新たな現象が起こりました。これは、建設業界における女性の参加が増加していることを示す重要なデータです。
「2024年問題」を迎える中、アイアールはさらなる女性の活躍を期待し、業界全体のイメージを刷新しつつ、より多様性に富んだ職場へと変革を遂げるでしょう。今後もアイアールの取り組みに目が離せません。
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