「からくりの森 2025」が青山に登場
腕時計の奥深い魅力を余すところなく伝える展覧会「からくりの森 2025」が、2025年11月5日から11月18日まで、東京都港区の南青山にあるライトボックススタジオで開催されます。この展覧会は、セイコーウオッチ株式会社の「Seiko Seed」プロジェクトの一環として実施され、機械式腕時計の技術やデザインの可能性を探索する場となります。
セイコーウオッチ株式会社とその背景
1871年に創業されたセイコーウオッチ株式会社は、「常に時代の一歩先を行く」を企業の信条とし、多くの革新的な時計を世に送り出してきました。今回の展示は、特に機械式腕時計が持つ独自の魅力を照らし出すことを目的としています。機械式腕時計は、巻き上げられたぜんまいの力をエネルギー源とし、電気を使わずに動く時計の基本形とも言えます。
展覧会の魅力
「からくりの森」展は2022年に始まり、今回で第4回目を迎えます。前回までの展示に加えて、機械式腕時計の動きや音からインスパイアを受けたアート作品も紹介されます。参加クリエイターには小松 宏誠氏、Spline Design Hub、三好 賢聖氏が名を連ね、それぞれの視点から腕時計の魅力に新たな解釈を加えます。
展示作品の紹介
1.
月のモビール by 小松 宏誠氏
ゆっくりと回転する円盤が、月の満ち欠けを表現する作品です。1分間に1回転するそのリズムは、腕時計の針の刻みを反映し、光と影が変化する様を見せます。
2.
プワンツ by 小松 宏誠氏と三好 賢聖氏
水中の気泡が浮遊するアート作品のシリーズ。時間や時計から受けたインスピレーションで生まれた新旧の作品が並びます。
3.
螺旋の律動 by Spline Design Hub
機械式腕時計の動力源であるぜんまいを題材にした作品。柔らかな螺旋構造が時間の流れを表現します。
4.
時のムーブメント by 三好 賢聖氏
機械式腕時計の刻み音を素材にした音楽作品で、時間の音楽的表現を探ります。
5.
時の軌跡 /
時の交わり by セイコーウオッチのデザイナー
機械式腕時計が刻む時間を砂の模様で表現し、時間の儚さと永続性を示す作品。
特設サイトと詳細情報
この展覧会は無料で入場でき、会期中は無休で開かれています。また、11月9日までの期間中は10:00から20:00まで、以降は11:00から20:00までの開場となっています。もっと詳細な情報は、
特設サイトをチェックしてください。
結論
「からくりの森 2025」は、機械式腕時計の新たな可能性を探る素晴らしい機会です。アートと技術が融合したこの展覧会は、腕時計の魅力をあらためて見つめ直すきっかけになるでしょう。青山でのこの特別なイベントをお見逃しなく。