11月18日、秋田市立明徳小学校の5年生が自動車リサイクルについて学ぶため、秋田いすゞ自動車株式会社を訪れました。この見学会は、公益財団法人自動車リサイクル促進センターの主催で行われ、自動車販売事業者のリサイクルに対する取り組みを実地で学ぶ貴重な機会となりました。
参加した生徒たちは、初めに自動車販売事業者の役割と取り扱われる車両の種類についての座学を受けました。この授業では、特に自動車リサイクルの重要性が強調され、現在の環境問題における自動車業界の責任について考える機会が提供されました。その後、生徒たちは実際の工場見学へと移動しました。
工場では、安全に自動車を長く使用するために欠かせない点検や整備のプロセスを見ることができました。生徒たちは、トラックの点検・整備の現場を見学し、技術者たちがどのようにして自動車の機能を保ち、性能を向上させる仕事をしているのかを間近で観察しました。
さらに、リビルトエンジンの見学も行われました。生徒たちは、中古エンジンがどのように分解され、整備されて再使用されるのかを学び、そのリサイクルの過程に対する興味津々な様子が伺えました。「エンジンだけでなく、他の部品もリサイクルできるのか?」という質問が出るなど、学びの幅を広げる姿も見受けられました。
見学を終えた生徒たちの反応は非常に前向きで、「壊れた部品でも修理したり、リサイクルしてまた使えることを学んだ」との声が多く聞こえてきました。彼らにとって、この体験が環境意識を高め、将来の自動車業界に対する理解を深める一助となることが期待されます。
このような見学会は、学生たちにとって単なる知識習得にとどまらず、自動車リサイクルの実践に触れることで、今後のキャリアや生活にどのように活かしていくかを考える貴重な契機となることでしょう。参加した生徒たちが今後どのように成長していくのか、非常に楽しみです。