新たなリーダーシップ：聖心インターナショナルスクールにシスター・アン・ワクター校長就任

新校長シスター・ワクターが聖心インターナショナルスクールに就任

最近、聖心インターナショナルスクール（ISSH、International School of the Sacred Heart）に新校長としてシスター・アン・ワクターが就任しました。この新たなリーダーシップが、学校の未来にどのような影響をもたらすのか、期待が高まります。

シスター・ワクターは、カナダのハリファックスにあるSacred Heart School of Halifaxの校長を長年務めてきた経歴を持ち、その経験を活かして聖心インターナショナルスクールの更なる成長に寄与することでしょう。彼女の教育のスタイルは、心に深い思いやりをもって生徒に向き合うことを重視し、教員たちと共に強固な教育環境を築くことに力を注いでいます。

彼女の教育哲学の背景

シスター・ワクターは自身の教育のルーツを深く持っています。アメリカ・ネブラスカ州オマハのSacred Heart Schoolでの教育を受けた後、ニューヨークやシカゴ、ルイジアナ、サンフランシスコなど幅広い地域で教員および管理職として活躍しました。また、彼女はインディアナ州ノートルダムに位置するセント・メアリーズ大学で経営学の学士号と中等教育の資格を取得し、サンフランシスコ大学で教育行政の修士号を取得したため、学問的素養も豊かです。

「聖心インターナショナルスクールでの役割を頂けることを光栄に思います。私たちは、全国各地から集まる優れた教員たちと共に、思いやりに満ちた自立したリーダーを育成するために努力しています」とシスター・ワクター。彼女は教育を通じて生徒たちがどのように成長し、社会に貢献するかについての熱意を語ります。

新しい未来を見据えた学校の発展

聖心インターナショナルスクールは、東京・渋谷区広尾の自然に囲まれたキャンパスで、発展を続けています。新しい芸術科学センターの設計が進められており、素晴らしいカフェテリアと使いやすい教室を備えた新校舎が完成する予定です。これにより、学生たちの学びの場が一層充実することでしょう。

115年の歴史を誇る聖心インターナショナルスクールは、20カ国以上の優秀な教育者の指導の下、国際教育の先駆者となっています。2023年の卒業生たちは、聖心の伝統を引き継ぎ、日本および海外での学業において素晴らしい成果を上げています。多くの卒業生がAPプログラム（Advanced Placement）で優れた成績を残し、国際的に認められた大学進学の道を切り開いています。

新たな道を歩む聖心インターナショナルスクール

シスター・ワクターの就任は、聖心インターナショナルスクールにとって新たな章の始まりと言えるでしょう。彼女のリーダーシップにより、学校は引き続き東京の国際教育において重要な役割を果たし続けることが期待されています。生徒一人ひとりの可能性を引き出し、思いやりの精神を育むために、学校は着実に歩んでいくことでしょう。

聖心インターナショナルスクールの理念

聖心インターナショナルスクールは、「勇気と信頼」という価値観を大切にし続けており、教育を通じて国際理解とリーダーシップを育んでいます。WASCおよびCISからの認定を受け、幼稚園から高校までの幅広いプログラムを展開しています。また多様なバックグラウンドを持つ生徒たちが共に成長できる環境を提供することに力を入れています。学校の理念は、世界各地の姉妹校とも深くつながっており、その影響は国境を越えて広がっています。

シスター・ワクターに新しいリーダーシップのもと、聖心インターナショナルスクールはその伝統を守りつつ、更なる発展を遂げることが期待されています。