NECが提供するセキュアシステム設計技法講座が長崎で開講

NECが提供する「セキュアシステム設計技法」講座

NECは、長崎県長崎市に位置する長崎県立大学の情報システム学部にて、2024年10月4日から11月29日までの期間で全15回にわたる「セキュアシステム設計技法」講座を開講します。この講座は、近年増加するサイバー攻撃に対抗するため、システム開発に欠かせないセキュア開発手法を習得することを目的としています。

講座の特色は、ただ座学を行うだけでなく、実際の開発現場で用いられている技術や手法を実践的に学ぶことです。NECのエンジニアが直接講師を務め、無償で教育コンテンツを提供します。

セキュア開発の重要性

講座は、まずサイバーセキュリティに関連する最近の動向やインシデントについての解説から始まります。ここでは、セキュア開発の重要性を感じてもらうことに重点を置いています。その後、セキュア設計や実装に必要な手法、開発時の脆弱性を把握するための診断手法、運用・保守フェーズにおける脆弱性情報の管理方法に関して詳細に説明します。

特に、セキュア設計におけるアクセスコントロールや要塞化手法、インターフェース設計等、具体例を交えながら進められるため、学生が理解しやすい内容となっています。講義では、標準的な手法のみならず、実際のソフトウェア開発やシステム運用時の適用方法についても議論されます。

講座概要

- 開講校: 長崎県立大学情報システム学部
- 講座名: セキュアシステム設計技法
- 開講期間: 2024年10月4日〜11月29日
- 受講対象: 情報システム学部の3〜4年生
- 到達目標: 中規模から小規模のシステム開発におけるセキュア開発の重要性を理解し、その標準的な手法を適用する能力を養う。

担当講師

この講座を指導するのはNECのトップエンジニア陣です。特に淵上真一氏（NECのCISO）や青木聡氏（サイバーセキュリティ戦略統括部のセキュリティ技術センター長）が中心となり、豊富な経験をもとに講義を進めます。その他にも、脆弱性管理やセキュリティ実装に関する専門家たちが参加します。

受講生の声

受講した学生たちは、実際の技術がどのように適用されているかを具体的な事例を通じて学べたことに満足しています。また、振り返りクイズを通じて、学習内容の定着が図られたとのことです。特に、要塞化技術の理解が深まり、セキュリティ強化の新しい視点を得たとの意見も寄せられています。このような実践的な演習は、受講生にとって大変有意義な体験となっています。

今後もNECは、産学連携を通じてデジタル技術の発展に寄与し、より安全で安心できる社会の実現に向けて活動を続けていきます。