品川港南エリアで展開される脱炭素社会を目指すエコアクションキャンペーン

品川港南エリアのエコアクションキャンペーン

脱炭素社会への移行が求められる中、NTTグループの3社、NTTアーバンソリューションズ、NTTコミュニケーションズ、NTTコムウェアは、品川港南エリアで新たなエコアクションキャンペーン「ONE TEAM CHALLENGE 品川港南」を実施します。このキャンペーンは2024年10月8日から10月28日までの期間にわたり、地域企業の環境価値を高めることを目的としています。

キャンペーンの背景と目的

近年、企業の社会的責任（CSR）や環境・社会・ガバナンス（ESG）への取り組みが企業評価に重要な要素として取り上げられています。企業はその業績だけでなく、環境問題への関心や取り組み姿勢も評価される時代に突入しています。NTTグループは、環境問題に対し一層の取り組みを進めるため、品川港南エリアの企業と連携し、脱炭素活動を推進することを決定しました。

キャンペーンの内容と実施方法

このキャンペーンは、NTTグループが開発したWebアプリケーション「Green Program® for Employee」を利用して実施されます。このアプリは、企業の従業員が自身の環境行動を可視化し、どのようにCO₂削減に貢献しているかを確認できる機能を持っています。さらに、参加企業間で環境行動データを集計・分析し、自社の取り組みの現状確認や、他社との比較が可能となります。

また、NTTコミュニケーションズとNTTコムウェアはデータ分析ソリューション「Stats™」を活用し、企業の環境対策が効果的に実施されているかを見える化します。このデータに基づき、各企業は今後の改善や新たな取り組みの検討ができるようになります。

参加者の交流や教育も重視

「ONE TEAM CHALLENGE」は単に数字を追うだけでなく、参加企業の従業員同士の交流も重視します。環境取り組みの情報交換や意見交換の場を設けることで、企業間の一体感を醸成し、参加者それぞれの環境意識を高めることを目指します。

品川エリアでの大規模な環境イベント「品川クリーン大作戦」など、地域活動との連携を行いながら、エコアクションの促進に寄与します。また、楽しく参加できる方法を模索し、参加率の向上にも努めます。

今後の展望と目指すべきもの

NTTグループは、「ONE TEAM CHALLENGE」を通じて得られた知見を活かし、品川港南エリア内の企業が脱炭素社会を実現するためのモデルを構築します。今後の展開としてさらに参加企業を広げ、持続可能な社会の実現に向けた活動を拡大していく方針です。この取り組みを通じて、地域社会全体の環境意識を高めていくことが期待されています。

脱炭素への挑戦は容易ではありませんが、地域企業が共に手を取り合い、一人ひとりの意識改革を進めることこそが、未来へ繋がる第一歩となるでしょう。品川港南エリアの取り組みが、その先駆けとなり、他の地域へも波及することを期待しています。