北竜町と博報堂の新しい地域づくり
北海道雨竜郡に位置する北竜町は、人々が悠久の自然と共存し、787平方キロメートルの広大な土地に広がる町です。この町が新たに進める「LoCoPi(ロコピ)」という公共DXサービスは、マイナンバーカードを活用した住民参加型の仕組みで、町民の生活をより便利で豊かにすることを目指しています。
北竜町は現在、約1,600人の住民を抱えていますが、高齢化率は46%という厳しい現実を直面しています。この課題に挑むために、北竜町は新たな目標を掲げ、町民と同じ人数の「関係人口」を創出することを目指し、地域未来交付金を活用しながら、持続可能な地域経営を推進しています。
LoCoPiの導入
このたび、北竜町が締結した博報堂との連携協定は、全国で初めての試みとなります。LoCoPiは町全体を一つの経営体として捉え、地域課題を解決するためのデジタル基盤として機能します。実際、LoCoPiを導入することにより、公共交通機関の利用から子どもや高齢者の見守りまで、様々なサービスが一つのシステムで利用可能になるのです。
地域課題の解決に向けて
「北竜ひまわりホールディングス」という構想を基に、町は新たな事業を展開し、町民の生活を豊かにするための「まちの営業部」や「まちの人事部」といった機能を持つ事業体を形成します。このように、地域のニーズに応じた施策を展開し、コンパクトタウンの構築を目指していきます。特に、公共交通ネットワークの整備は、高齢者の移動手段を確保するうえで非常に重要な要素です。
町民参加型の未来
博報堂は、過去にも富山県朝日町で公共ライドシェアサービスを成功させた経験があります。この実績をもとに、北竜町でのLoCoPiの導入が進められることになります。このデジタル基盤は、住民がより身近に地域づくりに参加できる環境を整えるため、非常に重要です。また、LoCoPiは、マイナンバーカードを「市民カード」として利用できるため、スマートフォンが無い世代の人々も容易にサービスにアクセスできます。
新しい公共の形を
LoCoPiは単なるITサービスではなく、町民一人ひとりの生活と直結するインフラとして機能します。日常の買い物や健康づくり、教育、交通など、生活の様々な場面と連携し、地域の活性化を促進します。これは、北竜町が掲げる持続可能な地域経営の実現に向けた新しい試みとなります。
北竜町と博報堂は、今後も地域の課題を共に解決し、新しい未来を築くために手を取り合うでしょう。そして、この連携を通じて、日本全国の都市や町におけるまちづくりの新しいモデルを示すことを期待しています。当事者が共に創り出す、持続可能なまちづくりの未来に注目です。