モネの光環境
2021-05-17 12:44:47
モネの世界を映し出す新しい光環境の魅力とは?
5月18日のオンライントークイベントでは、建築家の中山英之氏、照明設計士の岡安泉氏、そして生活科学分野の教授である奥田紫乃氏の3人が登壇し、最新の光環境とその魅力について議論しました。その中でも特に注目を集めたのは、ただ作品を照らすのではなく、どのように作品の世界観を引き出すかという点です。
モネ展における光の役割
今回のイベントでは、神奈川県に位置するポーラ美術館で開催されている「モネ-光のなかに」展に焦点が当てられました。この展示では、モネの作品がどのように光に影響を受け、それを視覚的に体験できるようにデザインされているかが紹介されました。
特に中山氏が手掛けた空間設計は、モネの作品を光で際立たせることを目的としており、自然光に近い質感の光で空間全体を満たしています。このアプローチにより、訪れた人々は、まるでモネが感じた光の中にいるかのような体験ができるのです。
最新技術『Synca』の活用
モネの作品に照射される光の色温度は、一般的に2900K程度であることが多いですが、今回の展示では、4800Kという設定が採用されています。これは日の出から2時間後と日の入りの2時間前の空の色に近く、一般的な照明器具では得られない特異な設定です。ぜひこの機会に、最新技術『Synca』がもたらす豊かな光環境の変化を体験してみてください。『Synca』は、色の調整だけでなく、121種類のカラー演出機能を持ち、様々な使用シーンに対応できる照明シリーズとして注目されています。
講演者の専門性と見解
奥田紫乃氏は居住空間の光環境評価に関しての研究を行っており、視覚心理学的な観点から光環境が人々に及ぼす影響について語りました。岡安泉氏は、過去の多くの照明プロジェクトについて触れ、それらの経験を基に新しい光環境の設計をどのように進めているかを説明しました。
講演の中での議論は、単に技術的な側面だけでなく、アートや光が人々に与える感情的な影響についても触れられ、参加者に深い洞察を提供しました。
今後のイベントに向けて
このようなオンラインイベントを通じて、最新の光環境技術を学ぶだけでなく、アートと光が交差する新たな視点を得ることができました。今後も、興味深いテーマを扱ったイベントが開催される予定ですので、ぜひ公式サイトで情報をチェックしてください。モネの世界観を再現した展示を見るだけでなく、その背後にある技術や思考にも目を向けることで、さらなる感動を体験できることでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社遠藤照明
- 住所
- 大阪府大阪市中央区備後町一丁目7番3号ENDO堺筋ビル8階
- 電話番号
-
03-5369-7131