日本最初のシャープペンシル「早川式繰出鉛筆」の限定復刻
日本の文房具において大きな革新となったシャープペンシル。そんな中で、プラチナ万年筆株式会社が2025年2月14日に販売予定の「早川式繰出鉛筆」は、世紀を超えて甦る名品です。この魅力的な商品は、早川徳次氏が1915年に発明した、日本初の実用的なシャープペンシルの複製モデルです。
100年以上の歴史を持つ名品
早川徳次氏は、実業家としても知られる一方、幼い頃からの金属細工の技術に精通していました。彼の鍛え抜かれた技術は早川式繰出鉛筆の独特なデザインと功能に表れています。大正4年に制作されたオリジナルモデルは、わずか15本のみが世に出された希少品であり、現在は奈良県天理市にあるシャープ株式会社歴史館で保管されています。この中の一つを元にして、プラチナ万年筆が新たに複製モデルを制作しました。
現代技術の融合
新しい「早川式繰出鉛筆」には現代の技術がふんだんに取り入れられています。内部は一般的な0.5mmの芯を用いる構造で、使いやすさを追求しています。また、天冠リングには微細な彫刻が施されており、回転ノック時に指の滑りを防ぐ工夫がなされています。一つ一つ丁寧に施されたエンジンタン彫刻は、オリジナルの外観特性をしっかりと再現しており、見る者を魅了します。
デザインと機能性の両立
重厚感のある質感や手触りは、古き良き大正ロマンの魅力を感じさせ、そしてその中に現代的なデザインが融合しています。専用の化粧箱やクリーニングクロスが付属しており、贈り物やコレクションアイテムとしても申し分ありません。また、全長130.5mm、胴軸径8.3mmのコンパクトなサイズと回転ノック式の機構は、日常使いにも最適です。
シャープペンシルの歴史と影響
「シャープペンシル」という名称は、日本でのみ使用される用語であり、英語で正確には「メカニカル・ペンシル」という名称があります。これは、早川式繰出鉛筆がシャープ社の発展に寄与したことに由来しており、結果として日本独自のブランド名となりました。
限定5,000本の特別モデル
この「早川式繰出鉛筆」は、限定5,000本という数量限定商品で、価格は16,500円(税込)と設定されています。2025年のバレンタインデーには、この特別なアイテムが文房具愛好家や歴史的な物件を求めるコレクターたちの手に渡ることでしょう。大正時代のクラフトマンシップと現代技術が融合したこの名品は、持つ喜びを提供し、かつ実用性も兼ね備えた魅力的な商品となっています。
このように「早川式繰出鉛筆」は、文房具の歴史を語る重要なアイテムであり、新たに生活に彩りを与えてくれる存在になること間違いなしです。使用するたびに、愛着が湧くこのアイテムをぜひ手に入れてみてはいかがでしょうか。
是非、2025年2月14日、あなた自身の手でその名品を体感してください。