YubiOn Portalがさらに強化される
2026年1月20日、株式会社ソフト技研は、同社のPCログオン制御ソリューション『YubiOn Portal』(バージョン3.0.0.1)において、Microsoft Entra ID(旧称Azure AD)でのログオンに対応したことを発表しました。このアップデートにより、企業は新たなクラウドベースのID管理を活かし、これまでのローカルアカウントやActive Directory(AD)アカウントの運用に加え、YubiKeyやATKeyを用いた二要素認証(2FA)が可能となります。
QRコードによる新たなセキュリティの提供
近年、企業のITインフラはActive DirectoryからクラウドネイティブなMicrosoft Entra IDへと急速にシフトしています。特に、リモートワークやハイブリッドワークが広がる中で、従来のIDとパスワードだけでの運用は、フィッシング詐欺やパスワードリスト攻撃といった脅威にさらされています。これを受け、ソフト技研は『YubiOn Portal』に進化をもたらしました。
アップデートの特徴
今回のアップデートには、以下のような特徴があります。
1.
Microsoft Entra IDへの完全対応
Entra IDに参加しているPCでは、Windowsログオンの際にYubiKeyやATKeyを使用したOTP認証が強制されます。これにより、特にクラウドIDを使用する企業にとってセキュリティレベルが大幅に向上します。
2.
安定した認証機能の実現
YubiKeyやATKeyのOTP機能を活用することで、複雑なプッシュ通知を待つことなく、安定した二要素認証が可能になります。この機能は、オンライン環境だけでなく、オフラインでも柔軟に対応できるのが特徴です。
3.
アカウントタイプの一元管理
今回のバージョンアップにより、Microsoft Entra IDアカウントに加え、Active Directoryアカウント、Microsoftアカウント、ローカルアカウントといった全てのタイプでYubiKey等による保護が実現されます。
4.
既存のハードウェアの活用
所有しているYubiKey(5シリーズなど)をそのまま使用できるため、新たなハードウェアへの投資が不要。コストを最小限に抑えつつ、最新のクラウド環境への適応を図ることができます。
セキュリティ事業の理念とこれからの展望
ソフト技研は1978年に設立され、42年以上にわたり独立系のソフトハウスとして社会システムおよびセキュリティソリューションの開発に携わってきました。セキュリティ分野では、YubiOn認証ソリューションを展開し、ゼロトラストセキュリティの考え方を基にした多彩なサービスを提供しています。
「YubiOn Portal」は、今後もあらゆるWindows環境で安心のログオン体験を提供し、企業のデジタルトランスフォーメーションをセキュリティの観点から支援することを目指しています。
まとめ
YubiOn Portalのアップデートを通じ、企業は新たな時代のセキュリティ課題に立ち向かう力を手に入れることができるでしょう。今後も進化を続ける同ソリューションに注目です。