東京大学教授松尾豊氏がProx Industriesの技術顧問に就任

Prox Industries株式会社（東京都文京区）は、東京大学大学院工学系研究科で教授を務める松尾豊氏が技術顧問として就任したことを発表しました。この新しい役職により、松尾氏の豊かな知識と経験が同社のAI技術における研究開発に活かされることが期待されています。

Prox Industriesとそのミッション

Prox Industriesは、「Japan as No.1 in Manufacturing」を掲げ、日本の製造業のデジタルトランスフォーメーション（DX）や研究開発を支援するAI・ロボティクス専門のベンダーです。自動車や航空宇宙、精密機器といった多岐にわたる産業に向けて、最先端の技術を提供しています。特に、画像認識や物理的AIの開発に注力しており、要件定義から運用・保守までの全過程でサポートしています。

松尾豊氏の経歴と専門性

松尾豊氏は、1997年に東京大学工学部を卒業後、2002年に同大学院の博士課程を修了し、博士号を取得しています。彼は、数々の受賞歴を持ち、主要な人工知能関連会議に参加するなど、AI分野での権威です。特に、松尾氏が所属する松尾・岩澤研究室では「知能を創る」ことをビジョンに掲げ、ディープラーニングやロボット技術、脳とAIの融合に関する研究が進められています。

産学連携とAIスタートアップの育成

松尾氏は、産学連携や起業家育成にも注力しており、松尾研究室からは数多くのAI関連スタートアップが誕生しています。これらの活動を通じて、AI技術の社会実装や次世代の人材育成に貢献する重要な役割を果たしてきました。

Prox Industriesの今後の展望

松尾氏の技術顧問への就任に伴い、Prox Industriesはより一層の研究開発を進めていく意向を示しています。製造業を中心にPhysical AIやロボティクスの研究開発支援を強化し、日本の製造業に新たな価値を提供していく方針です。

松尾氏のコメント

松尾氏は、「Prox Industriesは製造業に特化しているAI・ロボティクスのベンダーであり、日本の製造業の競争力を高めるための研究開発技術支援を行っている。これからの日本の製造業を支えていく存在になることを期待している」と述べています。

Prox Industriesの会社概要

Prox Industriesは、2024年に設立された企業で、東京大学出身のエンジニアを中心としたスタートアップです。製造業に特化したAI・ロボティクスの専門家集団として、今後の成長に向けて人材を求めています。興味のある方は、同社のウェブサイトから詳細を確認することができます。

Prox Industries 公式サイト