リサイクル率日本一の大崎町の取り組みを学べるオンラインツアー

大崎町のリサイクル取り組みを学ぶ「OSAKINI ツアーズ」

2023年9月3日、鹿児島県大崎町が誇る高いリサイクル率にスポットを当てたオンラインイベント『OSAKINI ツアーズ』が開催されます。このイベントは、地域の取り組みを知り、リサイクルの文化が根付いた背景を学ぶ貴重な機会です。

大崎町のリサイクル率とは

大崎町は、リサイクル率が82.6%（2019年度時点）と日本一を誇ります。この数値は、日本全体の平均リサイクル率19.6%を大きく上回り、13回もの日本一を達成してきました。大崎町では、月に1度の資源ごみ回収にはルールが複雑で、袋に名前を書き、27品目に分別する必要があります。こういった細かな規則は、地元住民の意見をもとに作られたもので、住民の意識の高さが伺えます。

大崎町のリサイクルの歴史

大崎町は、1998年に廃棄物処理が逼迫したことをきっかけに、リサイクルの取り組みを開始しました。当初は3品目の分別からスタートし、その後27品目にまで拡大。結果として、埋立ごみの量を減少させ、現在ではリサイクル率12年連続日本一を達成しています。この成果により、埋立処分場の残余年数が50年に延びました。大崎町の取り組みは、2018年のジャパンSDGsアワードで内閣官房長官賞を受賞しています。

OSAKINI ツアーズとは

『OSAKINI ツアーズ』は、大崎町のリサイクルにまつわる過去・現在・未来を体感するプログラムです。このβ版ツアーでは、特別な価格で参加できる機会を提供しています。参加者には、動画や資料を通じて大崎町の取り組みの詳細を案内します。また、コロナ禍で現地ツアーが難しいため、オンラインで実施されるのも大きなポイントです。