AMDlabが2億円の資金調達を実施!
株式会社AMDlab(本社:兵庫県神戸市)は、シードラウンドでCoreline Venturesからエクイティにて2億円の資金調達を行った。この資金調達は、建築業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させるための重要なステップであり、同社の親会社は一級建築士事務所である。
資金調達の背景
AMDlabは「建築をつくる人を、笑顔にする」というミッションを掲げ、テクノロジーを駆使してDXソリューションの提案や開発に取り組んでいる。特に注力しているのは、自社製品であるDDDDbox(フォーディーボックス)の開発・提供で、これによりお客様が抱える共通の課題を解決している。今回の資金調達は、DXソリューション事業およびDDDDbox事業のさらなる成長を目指し実施された。
DXソリューション事業の進化
AMDlabは、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やAI、Web技術を活用し、業務効率化やコスト削減を実現するソリューションを提供している。今後は、これまでのコンサルティング型の枠にとらわれず、以下の新しい項目にも着手する予定だ。
- - BIM導入支援および新しいワークフローの構築
- - 部署間の全社的なDX支援
- - 環境対策のための省エネツールの提供
- - BIM確認申請に向けた法適合チェックツールの開発
これにより、顧客への価値提供を一層強化し、より多くのお客様にとって不可欠な存在としての地位を築いていくことを目指している。
DDDDboxの強み
DDDDboxは、Webベースの建築設計支援クラウドサービスであり、一級建築士や審査機関出身の専門家たちが集めたデータを基に、自動設計機能を提供する。これにより、設計業務の時間短縮やフローの刷新に成功している。設計初期のスピード向上に特化した機能を持ち、都市計画や条例データなどの情報を集約し、迅速な設計提案を実現している。
また、DDDDboxは今後も機能強化を図っていく予定で、2025年にはGIS機能の拡充を目指し、道路や地図など新たなレイヤの提供を行う計画だ。加えて、設計者が日常的に使用する機能の拡張やAIによる自動化の推進も行うことで、業界全体の生産性を向上させていく。
投資家の期待
Coreline VenturesのGeneral Partnerである原健一郎氏は、AMDlabのこれまでの実績や将来性に高い期待を寄せている。「BIM週釘の拡大とともに、クラウドサービスの進化が期待される中、AMDlabは建築とソフトウェア両面での専門知識を持つチームを率いており、今後ますます注目されるスタートアップです」と語る。
経営陣のビジョン
代表取締役の藤井章弘氏は、今回の資金調達が未来を共に創る仲間を増やすきっかけになればと述べている。「私たちは、建築業界の深刻な課題に向き合い、顧客に合ったワークフローやシステムを提供することで、創造性を高めることが目標です」と明言した。
また、CTOの松原昌幹氏は、BIM技術を用いた自動設計アルゴリズムの開発を進め、今後も新しい技術を取り入れていく考えを示している。特に、AI専門チームを新設し、さらなる研究開発が進められる。
採用情報
現在、AMDlabでは多岐にわたるポジションで人材を募集中。実際に建物を生み出し、社会に貢献できるやりがいのある仕事が待っている。建築業界の変革に熱意を持つ方々の応募を心よりお待ちしている。興味がある方はぜひ、
こちらのリンクから確認してほしい。
AMDlabは、建築とテクノロジーの融合を目指し、今後も大きな挑戦を続ける。私たちと共に、未来の設計業務を変革していこう!