名城大特任教授就任
2024-10-01 15:30:17

名城大学、ネオジム磁石の発明者が特任教授に就任しイノベーション創出へ

名城大学における新たな挑戦の幕開け



名城大学は、2023年10月1日付で大同特殊鋼株式会社の顧問であり、ネオジム磁石の発明者でもある佐川眞人氏が特任教授に就任したことを発表しました。彼は本学のカーボンニュートラル研究推進機構のシニアフェローとしても活動しており、今後の教育や研究の強化に期待が寄せられています。

佐川氏の偉業



佐川眞人氏は1982年にネオジム、鉄、ホウ素を基にした新しい合金を用いて、世界で最も強力な永久磁石、通称「ネオジム磁石」を発明しました。この磁石は、電気自動車のモーターや風力発電機、様々な家庭電化製品など幅広い分野で利用され、製品の性能向上と省エネルギー化に寄与しています。

この功績により、佐川氏は2024年に欧州発明家賞を非ヨーロッパ諸国部門最優秀賞として受賞するなど、多数の国際的な栄誉を獲得しています。

カーボンニュートラルへの寄与



名城大学では2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを目指し、2022年4月にカーボンニュートラル研究推進機構を設立しました。佐川氏はその設立時からシニアフェローとして参画し、今後は特任教授としてさらなる貢献が期待されています。彼の知見を活かし、同機構を通じての取り組みが進められていくことでしょう。

佐川氏は「多くの若い技術者や研究者に新たなイノベーションを生み出してほしい」との思いを語っており、若い世代を刺激し、その成長を支援することに意欲を示しています。彼は自身の経験をもとに、学生たちと共に考え、行動していくべく、特別講演などのイベントも実施する計画です。

佐川氏の略歴



佐川氏は1943年に徳島県で生まれ、東北大学大学院工学研究科を修了後、1972年に富士通に入社。その後、1982年に住友特殊金属にてネオジム磁石を開発し、インターメタリックスやNDFEBといった企業を設立しました。2016年からは大同特殊鋼の顧問を務め、数々の賞を受賞しています。

名城大学は、彼の専門知識と経験を通じて教育の質向上や研究の深堀を図るとともに、学生たちに新たな可能性を示す場を提供する予定です。今後の活動から目が離せません。

まとめ



佐川眞人氏の名城大学特任教授就任は、同大学にとって大きな前進となるでしょう。彼の経験と知識が、若者たちの技術力や発想力を育む手助けとなり、未来の技術革新に繋がることが大いに期待されます。特別講演などの情報が公開され次第、多くの注目を集めることでしょう。彼の言葉を受け、次世代の技術者たちがどのように成長していくのか、楽しみに観察していきたいと思います。


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