鈴与商事と日本農業、青森で新たなる挑戦
鈴与商事株式会社は、日本農業と資本業務提携を結び、青森県でりんご事業に参入することを発表しました。これにより、鈴与商事はアグリビジネスの領域を広げていく第一歩を踏み出しました。この取り組みには、持続可能な農業の実現を目指し、果樹栽培への事業拡大を図る狙いがあります。
背景と目的
鈴与グループの子会社であるベルファームは、これまでトマトやアスパラガスの生産を行ってきましたが、温暖化による環境変化や地域の就農人口の減少といった課題を受けて、農業の構造改革に取り組む必要があると受け止めています。りんごは国際的にも需要が安定しており、青森県の気候条件はりんご栽培に非常に適していることから、事業参入を決定しました。特に、青森県では生産者の減少により、2023年から2024年にはおよそ400ヘクタールの栽培面積が減少する見込みです。
停滞する市場の中で、鈴与商事と資本提携を結んだ日本農業は、青森県において先行してりんご生産や販売を行っており、高度なノウハウと資源を持っています。さらに、鈴与グループの傘下にあるフジドリームエアラインズが青森空港にも就航していることから、地域との連携が強固であることも、事業展開を後押しする要因となっています。
将来の展望
園地の開発
ベルファームでは、青森県内に新たな支店を開設し、青森市浪岡地区に約7.5ヘクタールのりんご園地を開発する計画です。2026年4月からの定植を予定しており、未来に向けた農業の発展を目指します。
栽培方式の革新
鈴与商事は、日本農業が導入を進める「高密植栽培」を採用することで生産効率を向上させます。これは樹木を細く仕立てることで、面積当たりの定植本数を増やす方法で、約6.5トンの反収を目指しています。国内で広く使われている従来の方法と比較し、大幅な収穫量の向上が期待されています。
販売開始の時期
2025年11月から、日本農業とのりんごの取引を開始する予定です。静岡、山梨、長野、愛知の4県で代理店を置き、ベルファームの既存の取引先をベースに販売を行います。
まとめ
鈴与商事、日本農業、ベルファームの協力によって推進される青森県のりんご事業は、持続可能な農業を確保しつつ、地域の農業振興に寄与することを目指しています。新しい取り組みが日本の農業の未来にどのように作用していくのか、注目が高まります。私たち消費者も、この動きに耳を傾け、地元や国内の農業を支えることが大切です。
企業情報
日本農業について
- - 設立:2016年11月
- - CEO:内藤 祥平
- - 所在地:東京都品川区
- - 事業内容:農産物の生産、輸出など
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ベルファームについて
- - 所在地:静岡県菊川市
- - 事業内容:野菜栽培の高度化
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鈴与商事について
- - 所在地:静岡市
- - 事業内容:エネルギー供給、農業支援
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