第63回技能五輪全国大会での快挙
2023年10月17日から20日まで、愛知県で開催された第63回技能五輪全国大会で、三菱重工業が「構造物鉄工」及び「電気溶接」職種において見事金賞を獲得しました。今回の大会では、20名が参加し、その実力を証明する場面が多く見受けられました。
勝者たちの誇り
金賞を受賞したのは、いずれも22歳の山越 空斗選手(エナジードメイン、高砂製作所勤務)と21歳の福井 旺暉選手(原子力セグメント、神戸造船所勤務)です。彼らの参加した職種は、技術者としての力量を試される難易度の高いものばかりで、多くの競技者の中でも目を引く存在感を放っていました。
福井選手は、次回2026年9月に中国・上海で開催される第48回技能五輪国際大会の日本代表として出場する権利を獲得しましたが、残念ながら「構造物鉄工」は次回の国際大会から正式種目から外れることが決まっています。このことをまた一層、彼の受賞の特別な意味を増しています。
入賞の喜び
また、今回の大会においては、金賞の2人の他にも7名が銀賞、3名が銅賞に輝き、1名が敢闘賞を受賞。合計で三菱重工は13名が入賞したという素晴らしい結果を残しました。この成果は、会社の技術力だけでなく、その背後にいる若手技能者たちの努力と献身的な姿勢を示しています。
技能五輪全国大会の目的
技能五輪全国大会は、日本の青年技能者たちが自らの技術を試し、競うための場として設定されており、毎年多くの若者にとって目標とされるイベントです。今年の大会には、全体で1,016人もの選手が42職種にわたり参加し、熱戦を繰り広げました。
この大会では、競技を通じて若年者のスキルを向上させるだけでなく、未来の技能者たちに向けた激励の意味も持たれています。三菱重工業は、このような大切なイベントに引き続き参加し、技能者の育成や技術の伝承を推進し続ける意向です。
未来を見据えて
三菱重工は、これからもものづくりの現場で活躍する若い世代の技能者たちが成長できる環境を整え、技術革新に貢献していきたいと考えています。全国大会での金賞受賞は、その努力を象徴するものであり、未来への大きな一歩でもあります。
🎉今後の活躍が楽しみな山越選手と福井選手に、応援を送りましょう!