日本TCSとIllumioの戦略的提携
2026年4月1日、東京にて、日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ(以下、日本TCS)と米国のIllumioが、企業のサイバーレジリエンス向上を目指した戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。この提携によって、企業はゼロトラストセキュリティ戦略をよりスムーズに実現し、サイバー攻撃に伴う被害を最小限に抑えることが期待されています。
提携の背景と目的
日本TCSは、自社のサイバーセキュリティおよびインフラ構築と運用の専門知識を持ち、Illumioはマイクロセグメンテーションを提供する企業として知られています。今回の連携は、両者の強みを活かすことで、顧客に対してリスクを迅速に特定し、脅威を即座に封じ込める体制を構築することを目的としています。これにより、企業は多様化するサイバー脅威に対する耐性を高めることができるでしょう。
具体的なサービスの流れ
1.
TCSのマネージドサービスの導入
TCSのマネージドサービスを通じて、Illumioの強力な機能であるワンクリック隔離やポリシー自動化を効率的にアウトソーシングします。これにより、顧客企業は自社のセキュリティ体制を強化することができます。
2.
エンジニアリング・コンサルティングの提供
日本TCSはお客様のネットワークやクラウド環境において、Illumioの構築や運用に関する専門的なエンジニアリングサポートを提供します。これにより、顧客は自社のニーズに合わせた最適なセキュリティ対策を講じることができます。
3.
幅広いソリューションの統合
TCSの豊富なソリューションとIllumioの機能を組み合わせ、EDR(Endpoint Detection and Response)などを活用した全面的なゼロトラスト戦略の支援を行います。
4.
マイクロセグメンテーションの実施
マイクロセグメンテーションを実現するためのアセスメントやコンサルティングを提供し、顧客企業の安全確保に貢献します。
シナジー効果の具体例
この提携によって、特に注目すべきは、マルチクラウド環境で運用されている顧客への迅速なサービス提供です。CloudネイティブなIllumioを統合することで、ネットワークの可視化を実現し、企業のレジリエンスを強化します。また、TCSのマネージドセキュリティサービス「TCS HaVEN™」を利用することで、エンドポイント保護の強化が図られます。
さらに、Kubernetes環境向けのコンテナおよびインテグレーションされたマイクロセグメンテーションを通じて、DevSecOpsの最適化が行われ、セキュリティワークフローの改善が期待されます。
サイバー攻撃に備える新たな戦略
三好一久氏、日本TCSの最高情報セキュリティ責任者(CISO)は、現在のビジネス環境ではサイバー攻撃を完全に防ぐことは難しいとしながらも、攻撃を迅速に封じ込めることが可能であると述べています。Illumioのインサイト機能とAI駆動による脅威特定能力を活かすことで、企業は重要な業務を保護し、実際に測定可能なサイバーレジリエンスを構築できると期待しています。
Illumioについて
Illumioは、企業のサイバー攻撃に対する防御手段を再定義し、侵害を早期に特定して封じ込めるための先駆的なアプローチを提供しています。同社のプラットフォームは、AIを活用したセキュリティソリューションであり、規模の大きい環境下でも効率的に脅威を特定できます。Forrester Wave™でマイクロセグメンテーション部門のリーダーとして認定されたIllumioは、企業のセキュリティ向上に貢献しています。
日本TCSについて
日本TCSは、ITとデジタル技術を活用し、ビジネスにおけるさまざまな課題に対応したソリューションを提供する企業です。「日本企業専用デリバリーモデル」を構築し、特に日本市場に特化したサービスを展開しています。1万人を超えるプロフェッショナルが協力して顧客のビジネス成長を支援しており、グローバル競争力を高めるために取り組んでいます。
この日本TCSとIllumioによる強力な連携は、今後の企業のセキュリティ戦略において重要な役割を果たすことが期待されています。