岐阜県山県市がデジタル問診票サービスを拡大、10・11か月児健診も対象に

株式会社ミラボが岐阜県山県市にて導入している乳幼児健診向けのデジタル問診票サービス「mila-e健診」が、2025年11月から10か月と11か月の幼児健診でも利用可能になります。この取り組みは、地域の妊娠・子育て家庭を支援するために、さらなる利便性を提供することを目的としています。

「mila-e健診」の背景

岐阜県山県市は、母子手帳アプリに基づく「さくらっこナビ」という子育て応援アプリを2022年8月から展開し、2025年5月には「mila-e健診」を導入しました。このサービスは、まず3・4か月児健診を対象に運用を始め、多くの保護者たちから好評を得ていました。その反響を受けて、2025年11月から10・11か月児の健診にもこのデジタル問診票を使用することが決定されたのです。

デジタル問診票の利便性

「mila-e健診」は、自治体や医療機関、保護者との間で情報を連携しやすく、個別健診や集団健診のどちらにも対応可能です。また、経済産業省や厚生労働省の実証実験を経て培った技術を活用しており、特に乳幼児健診の現場で多く利用されています。これにより、保護者は健診に関する情報をスマートフォンのアプリを通じて簡単に管理できるようになっています。

今後の展望

今後、山県市では「mila-e健診」を導入する自治体の数を増やし、さらなるサービスの充実を図ろうとしています。個別説明会も随時開催されており、興味がある自治体は問い合せを通じて導入を検討することが可能です。

お問い合わせ

山県市に住む方々は、子育て支援課（0581-22-6839）へご連絡していただければ、詳しい情報を得ることができます。デジタル問診票による健診は、今後も乳幼児の健康管理をサポートする重要な役割を果たすと期待されています。

この「mila-e健診」の導入によって、山県市は妊娠や子育てに関わるサービスの充実を図っており、地域社会の子育て家庭にとって、大きな追い風となるでしょう。このデジタル問診票サービスが全国に広がることで、より多くの家庭が利便性を享受できる日が来ることを願っています。