新たな文化の創出を使命とするKotobitoの挑戦
長野県茅野市に本社を置く株式会社Kotobito(コトビト)が、2025年4月にカルチャープロデュース会社として本格始動します。代表取締役の石島知氏は「世界は、もっとおもしろく、もっとあたたかくなる」というビジョンを掲げ、挑戦者たちの「想い」に寄り添いながら、新しい価値を生み出すことを目指しています。
Kotobitoの使命とは?
Kotobitoは、社会にまだ存在しない価値を具現化するため、挑戦者の想いを「思想」として育て、その理念を社会に根づかせるための伴走者としての役割を果たします。深い問いに基づく挑戦が今の時代に求められている中で、プロデューサーの重要性が再認識されています。
プロデュース学の提唱
Kotobitoが提案する「プロデュース学(Producerial Studies)」は、実践者の経験を通じて得た知見を整理し、プロデュースという行為を可視化・体系化することを目指しています。これは、挑戦者が自由に価値の創造に乗り出すことができる土壌を育むための新たな道筋を示しています。
伴走支援の3ステップ
同社は、次の3つのステップに基づいた伴走支援を行います。
1.
想いの深化: 挑戦者の中に潜む“好き”や“違和感”を掘り下げて、独自の問いを見出します。
2.
プロダクト・サービスの創出: 発見された想いをもとに、具体的なかたちとして設計・具現化します。
3.
社会実装: 新たに生まれたプロダクトやサービスが、地域や社会と繋がりながら文化として根づいていくようサポートします。
このプロセスを通じて挑戦者の想いは思想へと育ち、社会に新しい文化が根付くことを目指します。
具体的なプロデュース事例
すでにKotobitoは、いくつかのプロジェクトを手がけています。特に注目されるのが、株式会社とわいろとの共同展開である「森と、ピアノと」というアートスペース。このプロジェクトでは、長野県富士見町の森の中で「とっておきのおひとりさま時間」をテーマにした表現空間を提供しており、土地選定から建築家やアーティストとの連携を通じて全体のプロジェクトをサポートしています。
Kotobitoが支援する挑戦者
Kotobitoは、以下のような想いを持った挑戦者たちをサポートしたいと考えています。
- - 自分の好きや違和感から自らの問いを見つけ出し、形にしたい方
- - 社会にまだない価値を根づかせていきたい方
- - 速さよりも、深さと意味を重視している方
未来への展望
今後、Kotobitoは「プロデュース学」の体系化にも取り組む予定です。プロデューサーの役割がより具体的に理解されることで、挑戦者との協働がより豊かに機能することを目指します。これにより、プロデュースの社会実装が加速し、挑戦者が孤立せずに想いを育てられる社会実現に寄与することを目指しています。
◆ 代表者プロフィール
石島知氏はソニー株式会社での経験を経て、2025年にKotobitoを設立しました。国際的な視野を持ちながら文化と事業の接続を探求し、Well-beingをテーマにした研究を行っています。
結果として、Kotobitoは挑戦者たちの新たな価値の創出を支援し、文化を深めていくことを使命としています。