フランスのスマートフォンブランドWikoが日本進出
フランスのモバイル端末メーカーWikoが、日本市場に本格参入することを発表しました。Wikoは2011年に設立された企業で、マルセイユを拠点にしています。現在、ヨーロッパを中心としたアジアやアフリカを含む33カ国で事業を展開しており、日本は34カ国目の進出先となります。
アジア市場での経験
Wikoはこれまで、インドネシア、タイ、マレーシア、ベトナムなどアジア地域での展開を進めてきました。特に、近年では日本のネットワーク環境が整備され、SIMフリー端末の需要が増加すると期待されています。これに伴い、日本市場の価値を認識し、進出を決定しました。
日本では、2020年の東京オリンピックに向けて通信インフラが進化しています。その中で、Wikoは日本の厳しい市場においても自社のノウハウを活かしていく考えを示しています。特に、日本国内の通信技術の高さは、国際展開にも寄与すると考えられています。
Wikoの新モデル「Tommy」の特徴
Wikoの新モデル「Tommy」は、受け入れられる価格帯ながら高機能な仕様を備えています。具体的には、以下のような特長があります。
- - VoLTE対応: 1万円台で購入できるにも関わらず、高音質のVoLTEに対応しており、クリアな通話が可能です。
- - SIMフリー: 日本国内の主要バンドに対応したSIMフリー端末で、使用する通信キャリアを自由に選べます。
- - 5インチHDディスプレイ: オンセル技術を搭載したIPS液晶によって、高画質な動画やゲームを楽しむことができます。
- - 豊富なカラーバリエーション: 初回ラインナップでは、ブリーン、フラッシュレッド、トゥルーブラックの3色が用意されています。他の3色も順次展開が予定されています。
製品名は「Tommy」で、発売日は2017年2月25日。市場想定価格は14,800円(税抜)となっています。製品の詳細や購入は
公式ブランドサイトで確認できます。
Wikoのビジョンと未来
Wikoは、フランス国内外でデジタル技術の革新を進めるこの分野で、特に注目すべき企業の一つです。2016年にはスマートフォンの累計販売台数が1,000万台を突破するなど、急成長を遂げています。また、Wikoはフレンチテック(French Tech)という、フランスのテクノロジー産業の振興を目指す政府機関のメンバーでもあります。
これにより、Wikoは新たな市場である日本での展開を広げ、さらなる成長を目指す意向を示しています。スマートフォンの普及が進む中で、Wikoがどのような影響を市場に与えるのか、今後の動向に注目です。