大音ラボが革命
2021-01-18 16:20:19
音楽大学初のプロダクション「大音ラボ」が音楽業界に革命を起こす
音楽大学と音楽業界を結ぶ「大音ラボ」
2017年に大阪音楽大学が立ち上げた音楽プロダクション「大音ラボ」が、音楽業界との新しい架け橋として注目を集めています。このプロジェクトは、日本初の大学内音楽プロダクションであり、学生がリアルな音楽制作の現場でその才能を発揮できる環境を整えています。
「大音ラボ」では、特に「ミュージッククリエーション専攻」の優秀な学生たちがクリエーターとして起用されることが特徴です。在学中から実際にTV番組や映画、広告などの音楽制作を手掛けることができます。このプロダクションの目的は、音楽大学での学びを実践的なスキルとして活かし、スーパー・クリエーターを育成することにあります。
学内には多ジャンルに対応した録音スタジオを完備しており、ミックスやマスタリングを含む音楽制作の全工程を自社で行えるため、若手アーティストたちは一貫したクオリティで作品を完成させることが可能です。また、学生の作曲作品の著作権を保護するシステムも導入しており、適正な権利管理の下でプロデビューを果たすことができます。
これまでに18組の学生が「大音ラボ」に参加し、TVCMや映画音楽を手掛けるなど、様々な実績を残しています。中でも2019年に制作したアニメ劇伴の成果は大きく、印税収入を得るなど、音楽業界での成功事例が増えています。これにより、「音楽大学」と「音楽業界」の新たな関係が築かれています。
実績を挙げる「大音ラボ」
「大音ラボ」による制作実績は多岐にわたります。映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』や『パパはわるものチャンピオン』、ミュージカル『フリムンシスターズ』、アニメ『マナリアフレンズ』、さらにはドラマやラジオドラマ、TVCMなど数多くのプロジェクトに関わっています。特に、映画やアニメにおける音楽制作は、学生にとって大きな経験値となっているでしょう。
教育と実践の融合
「大音ラボ」の基盤であるミュージッククリエーション専攻では、学生が学んだスキルを活かし、段階的に業界での活動を増加させることを考えています。卒業前には、音楽賞「Music Creation Awards」に参加することができ、自らのアルバムを発表する機会が与えられます。このステージでは、各分野のプロフェッショナルが審査員として参加し、学生たちの成果を評価します。
2021年には「第2回Music Creation Awards 2020」がYouTube Liveでオンライン配信される予定です。このイベントは、音楽業界の未来を担う若手クリエーターたちが自らの作品を披露する重要な場となります。音楽大学から業界への新たな風を吹き込む「大音ラボ」から、目が離せません。
大音ラボの基本情報
「大音ラボ」の所在地は大阪府豊中市庄内幸町で、2017年に設立されました。代表を務めるのは作曲家で音楽プロデューサーの渡邊崇氏です。また、物にしては特筆すべき作家やアーティストの名前が挙げられ、多彩な才能が集まっています。公式サイトでも情報を発信しており、これからの活動にも注目です。
音楽制作の新たな可能性を拓く「大音ラボ」。そのクリエイティブな活動に、これからも期待が高まっています。
会社情報
- 会社名
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学校法人大阪音楽大学
- 住所
- 大阪府豊中市庄内幸町1-1-8
- 電話番号
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